相馬市国土強靭化地域計画

国土強靱化地域計画とは

日本は地理的および自然的な特性から、これまで幾度も大規模自然災害などに襲われ、近年、大地震や大型台風、記録的集中豪雨などにより、全国各地で甚大な被害が発生しています。

国においては、事前防災・減災と迅速な復旧・復興に資する施策の総合的、計画的な実施によって大規模自然災害等に備えることを目的として、「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法」が制定され、国土強靱化基本計画が整備されています。

本市においても、国土強靭化の趣旨の下、さまざまな自然災害から人命を守ることを最優先に、地域・経済社会が致命的な被害を負わず迅速に回復できる強靭なまちづくりを目指して、「相馬市国土強靭化地域計画」を策定し、国・県と連携しながら、国土強靭化に資する取り組みを計画的に進めていきます。

相馬市国土強靭化地域計画Ver.2.0(令和7年4月改訂)

国の基本計画が令和5年7月に見直され、「事前に備える目標」が8項目から6項目に整理統合されたことに伴い、新たに「起きてはならない最悪の事態(リスクシナリオ)」を再整理しました。

Ver.1.1の計画期間が令和6年度で終了するため、令和7年度~令和11年度までの計画を作成しました。

相馬市国土強靱化地域計画Ver.2.0(PDFファイル:2.5MB)

相馬市国土強靱化地域計画_事業計画(PDFファイル:175.6KB)

計画の位置付け

本計画は、国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に進めるための指針として策定するものです。市の最上位計画である相馬市総合計画「相馬市マスタープラン2017」、相馬市地域防災計画などとの整合を図りつつ、「強靭な地域づくり」という観点において各種計画などの指針となるものです。

計画期間

令和7(2025)年度~令和11(2029)年度の5年間

基本目標

  1. 人命の保護が最大限図られること
  2. 市および地域社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること
  3. 市民の財産および公共施設に係る被害の最小化
  4. 迅速な復旧復興が図られること

事前に備えるべき目標

基本目標を達成するため、事前に備えるべき目標として、次の項目を設定しました。

  1.  あらゆる自然災害に対し、直接死を最大限防ぐ
  2. 救助・救急、医療活動が迅速に行われるとともに、被災者などの健康・避難生活環境を確実に確保することにより、関連死を最大限防ぐ
  3. 必要不可欠な行政機能は確保する
  4. 経済活動を機能不全に陥らせない
  5. 情報通信サービス、電力などのライフライン、燃料供給関連施設、交通ネットワークなどの被害を最小限に留めるとともに、早期に復旧させる
  6. 社会・経済が迅速かつ従前より強靭な姿で復興できる条件を整備する

対象とする災害リスク

大規模自然災害全般(地震、津波、風水害、土砂災害)

起きてはならない最悪の事態(リスクシナリオ)

「事前に備えるべき目標」を妨げる事態として、本市の地域特性を踏まえ、仮に起きたとすれば致命的な影響が生じるものと想定される26の「起きてはならない最悪の事態(リスクシナリオ)」を設定しました。

脆弱性評価・強靭化の推進方針の策定

本市が抱える課題・弱点(脆弱性)を洗い出し、現行施策について分析・評価しました。脆弱性評価の結果をもとに、本市に必要な「強靱化施策の推進方針」を策定しました。

強靱化施策に係る進捗状況結果(令和5年度)

市は、相馬市国土強靭化地域計画の目的達成のため、各事業の実績を調査し、進捗管理を行っています。令和5年度末時点での進捗状況については、以下のファイルを確認ください。

指標_令和5年度進捗状況一覧(PDFファイル:266.7KB)

強靱化施策_令和5年度進捗状況一覧(PDFファイル:736KB)

改訂前の相馬市国土強靭化地域計画

この記事に関するお問い合わせ先
地域防災対策室 消防防災係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2121
あなたの評価でページをより良くします!
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか

更新日:2025年04月02日