令和2年度事務事業外部評価結果

学識経験者と市民公募者で構成する相馬市外部評価委員会(委員8人)は、行政経営システムの中で取り組みを行っている事務事業のうち20の重点施策を評価し、令和2年12月17日、市長に評価結果を報告しました。 
評価に当たっては、全6回の委員会を開催し、担当課のヒアリングや現地調査などを行い、各事務事業の取り組み状況について検証を行いました。 
市は、この評価結果を今後の事務事業の改革・改善に反映していきます。

委員全体のコメント

評価は、事務事業「20」のうち、A評価が「19」、B評価が「1」の結果となりました。

総評

  • 相馬市に住んでいるすべての市民一人一人誰もが、皆同じく健康で安心安全な環境で生活ができるよう、あらゆる施策に取り組むとともに、市民と行政が課題の共有に努め、市民目線に立ったきめ細やかな利用しやすいサービスの提供をするため、各課間の情報共有などの組織改革をはじめとしたあらゆる手段を講じ、市民と共に考え、次世代に続く持続可能な共生社会を目指して、歩んでゆける相馬市づくりに取り組んでください。
  • 児童生徒の豊かな心の育成と学力向上のために、教育現場でのソフト・ハード両面の充実や効率的な運用を図り、デジタル社会に対応できる人を育てるとともに、妊娠期を含む子育て世代に対し、社会の変化に応じた手厚い対応を取るなど、相馬市独自の取組みを実現してください。
  • 市民の共有財産である相馬の歴史、伝統文化の保存継承に努めるとともに、歴史的財産について市民の意識を高めながら、後継者の育成に努め、関係するあらゆる団体と連携をし、相馬ならではの他にはない文化都市の形成を推進してください。
  • 既存の観光資源を活かすことはもとより、新設された施設を有効活用し、宿泊施設との連携を密にしながら、市内外への丁寧な情報発信に努め、withコロナafterコロナを考えながら交流人口の拡大を図ってください。

評価結果

20の事務事業についてA、B、C、Dの4段階評価を行った結果は、次のとおりです。

評価結果一覧
評価 事務事業数
A = 事業は必要かつ有効であり推進することが妥当 19
B = 現状のまま継続することが妥当 1
C = 事業の一部修正・再検討(事業内容・手法・規模・事業主体等)が必要 0
D = 事業の見直し・休止・廃止について検討が必要 0
合計 20

評価の詳細は、下記を確認ください。

外部評価委員から

梶田浩二委員長

今期は新委員を5人迎えてタイトなスケジュールの中で現地視察やヒアリングを行い、新しい視点での評価ができたものと思っております。また、このコロナ禍の中、各課担当職員の方々には課題が山積して多忙にもかかわらず、多数の資料提供ヒアリングをしていただき心より感謝しております。それら資料を参考にしてA評価19事業、B評価1事業という評価結果となりました。総評にも記載しましたが、これからも、市民と行政が共に課題を共有しながら、将来の相馬のために行動を共にしなければならないものと考えます。残りの任期も委員全員でしっかりと市民目線で評価したいと考えております。

小畑強子委員

行政と市民が互いに確認しあうことで程よい緊張感が生まれ、一般市民としては、より深く、行政の事業に対して取り組む姿勢を理解することができました。すべては人がなすこと、人材育成、教育が大切であることを痛感しました。また、ある講演会で、持続可能な社会構築があらゆる場所から求められているという講演をきき、あらゆる立場の人たちが幸せに暮らし、子どもたちに未来をつなぐため、持続可能な社会とは何かを考えてみたいです。

伊東千恵子委員

新型コロナウイルス感染拡大防止策を取っての委員会となりました。各課担当者の皆さまには、資料提出に協力をいただき感謝いたします。人口の減少、少子高齢化社会などの問題もあり、市の財政も逼迫(ひっぱく)していると思います。予算内での事業推進には限りがありますが、市民の皆さまが相馬市に住んで良かったと思われる施策をこれからも実施して下さい。

高橋良二委員

今年から委員となり20事業の評価に参加させていただきました。どれも相馬として必要な事業でありそれを市役所の皆さんが行政としてどのように進めていくかを真剣に検討されていることが良くわかりました。今回の事業が実現することで市民の皆さんが相馬をもっと愛し市民であることに誇りを持てることの一助になることを期待しています。

村上将臣委員

本年度より外部評価委員会に参加させていただいております。20の事業に対して市職員の方々から説明を受け、質疑などを経て評価をさせていただきました。評価全体としては、良好なものでありましたが、さまざまな課題や問題点が浮き彫りとなりました。市民が安全安心に生活が出来るよう着眼大局、着手小局の精神で事業に取り組まれることを期待いたします。私も一市民としてより良い相馬のために意識を高め行動してまいります。

西村昌也委員

今年度から外部評価委員会へ参加させていただき、市職員の皆さまより市の事業に対しての説明や委員会に参加することで私自身が相馬市に目を向けていないことに気付かされました。IOTを活用した学校教育の先進化、商店街の活性化など「行政と市民が平等に情報の共有を行う」ことが必要だと感じました。私もまずは近い身内と所属団体に情報の共有を行います。来年度も市民と行政が一体になって進んで行けるように評価を行って参ります。

荒孝夫委員

未曾有の大震災被害の復興事業を抱えながらも停滞をゆるされない一般行政と水害対策などを対象として20事業を評価いたしました。委員が求める多くの資料提供には感謝申し上げます。委員会をとおして感じたことは、たくさんの情報が市民に正確に提供されていないのではないかということです。この状態は市民が市政に参画できる機会を逸するばかりか、市行政に対する意識の低下を招く恐れがあると痛感いたしました。一つでも良いから外部評価の結果が市行政に反映されることを願っております。相馬市に住んで良かったと思えるよう市民一人一人が細やかなことでも良いから行動することも大切であると思いました。

高田美奈委員

今年度より外部評価委員をさせていただき、市が取り組んでいる事業について知る事ができ、また、その多さに驚かされました。20事業について、詳細な説明・質問への回答をしてもらい、ごみ減量化など、一市民の私にも出来ることがあると思いました。課題を行政と市民が共有し、共に取り組み、相馬市が更に住み良い市になるよう期待しています。

この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課 企画政策係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2132
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更新日:2021年02月01日