KM-93 都市計画のはなし

としけいかく

まちは「生きもの」のように時間のながれとともにうつりかわっていくといわれています。

都市計画(としけいかく)はそんなまちの未来(みらい)を地域住民(ちいきじゅうみん)と市がいっしょにかんがえ、実現(じつげん)させていくことをいいます。

どのように計画されているのか、みていきましょう。

都市計画ってなあに?

まちは市民の生活の場であるとともに、個人(こじん)や企業(きぎょう)の経済活動(けいざいかつどう)の場でもあります。
都市計画は健康で文化的(ぶんかてき)な生活と機能的(きのうてき)な経済活動を両立させることを目的(もくてき)としています。

  1. 土地利用(とちりよう)にかんする計画
  2. 都市施設(とししせつ)の整備にかんする計画
  3. 市街地開発事業(しがいちかいはつじぎょう)にかんする計画

都市計画には、これらの3つの柱(はしら)があります。

よりよいまちにするにはどのように土地を利用したらよいかを総合的(そうごうてき)にかんがえ、計画がたてられています。

1.土地利用

合理的(ごうりてき)に土地が利用されるように、つぎのような区域(くいき)をさだめています。

市街化区域(しがいかくいき)・市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)

市街化区域は、住宅(じゅうたく)や商業施設(しょうぎょうしせつ)などがたくさんある区域や、これからそうした区域にしていこうとすすめる区域のことです。
反対に、市街化調整区域は市街化しないように新しい建物(たてもの)などを制限(せいげん)する区域のことをいいます。

まちが計画的に発展(はってん)していくように、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域にわけることを通称(つうしょう)「線引き」といいます。

用途地域(ようとちいき)

用途地域は、住居、商業、工場などの大きなわくぐみで土地の利用がきめられた地域のことをいいます。

それぞれの地域にあわせて土地のつかいかたのルールをつくることで、適正な機能(てきせいなきのう)と良好な環境(りょうこうなかんきょう)をもつ市街地をつくることができます。

地域によって、さまざまな建物の制限があります。

主な建物の制限
  • 建築物(けんちくぶつ)のつかいかた
  • 建ぺい率(けんぺいりつ)
    敷地面積(しきちめんせき)にたいする建築物の面積の割合(わりあい)のこと
  • 容積率(ようせきりつ)
    敷地面積にたいする建築物の延べ面積(のべめんせき)の割合のこと
  • 建築物の高さ

2.都市施設

都市施設には、つぎのようなものがあります。

都市計画道路(としけいかくどうろ)

みなさんがスムーズに交通できるように道路網(どうろもう)をつくり、自転車や歩行者の専用道路(せんようどうろ)などの整備をします。

都市公園・緑地

毎日の生活にゆとりややすらぎをあたえる緑のスペースを計画的に配置(はいち)し、整備します。

下水道

まちを清潔(せいけつ)にたもち、川や海を汚染(おせん)からまもったり、大雨のときに市街地を洪水(こうずい)からまもったりできるように、下水道を整備します。
下水道は蚊(か)・ハエなどの発生(はっせい)をふせぎ、衛生的(えいせいてき)でうつくしいまちをつくるためにかかせないものです。


もっとくわしくしりたいときは、KM-62 下水道のはたらきのページをみてね。

3.市街地開発事業

土地区画整理事業(とちくかくせいりじぎょう)

公共施設(こうきょうしせつ)の整備と宅地造成(たくちぞうせい)をおこない、健全(けんぜん)な市街地の整備をします。

この記事に関するお問い合わせ先
都市整備課 都市計画係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎2階
電話番号:0244-37-2159
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更新日:2020年01月22日