【2020年7月25日】総大将が出陣 相馬野馬追

総大将訓示

7月25日、国の重要無形民俗文化財の相馬野馬追が開幕し、市内では総大将出陣式が行われました。

今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため規模を縮小し、無観客で開催。

出陣式は、中村城跡内の相馬中村神社境内で行われ、相馬家33代当主・相馬和胤氏の長男で総大将を務める行胤(みちたね)氏が「これまで飢饉(ききん)や津波といった幾度の困難を乗り超えてきた。この度の疫病においても、共に協力し合うことを忘れず精進してほしい。本年は限られた騎馬での出陣となるが、これまで絶やすことなく続けてきた相馬野馬追の一千有余年の力を信じ、日常の生活へ一日も早く回復することを強く願う」と訓示。

出陣する総大将

全員で出陣の盃を上げ、「相馬流れ山」を斉唱した後、陣螺(じんがい=ほら貝)の音を合図に、相馬中村神社から行列が出発しました。

甲冑(かっちゅう)に身を包んだ総大将が、威風堂々と参道を行進し、大手門へと向かいました。

26日は南相馬市原町区の太田神社で例大祭が、27日は南相馬市小高区の小高神社で御神馬の献納などの神事が行われます。

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更新日:2020年07月25日