【2020年3月11日】木の葉の舟に復興と慰霊の思いを乗せて じろはったんの会

木の葉にメッセージを書く親子

東日本大震災の復興と慰霊を祈念するイベントは3月11日、原釜尾浜地区沿岸で開催され、地元の住民ら約100人が木の葉の舟を海に流し、犠牲者に祈りをささげました。

阪神大震災の被災地である兵庫県出身の児童文学者森はなさんの著書「じろはったん」に登場する「木の葉の舟」をもとにした活動で、じろはったんの会の主催。

木の葉の舟は、泰山木(タイサンボク)の葉に亡くなった人へのメッセージや、復興への思い、将来の夢などを記したもの。

黙とうする参加者

兵庫県の「森はな顕彰会」から約4,000枚、県内の賛同者や市内の保育園、幼稚園、小学校などから約3,500枚が集まり、当日にも、市伝承鎮魂祈念館前に記入台を設けて訪れた人の木の葉の舟を募りました。

東日本大震災が発生した14時46分に合わせて参加者全員で海岸に向かって黙とうし、約7,500枚の木の葉の舟を一斉に海に放しました。

参加者らは、沖へ流れていく木の葉の舟を見つめながら震災の犠牲者を悼み、復興を願いました。

木の葉の舟を海に

同イベントは、2013年から始まり今年で8回目です。

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更新日:2020年03月13日