佐藤玄々作 神狗(紙墨軸)

しんく
- 時代 昭和
- 年代 1946年(昭和21年)
- 大きさ 53センチメートル×(掛ける)85センチメートル
紙墨軸
この作品は本館所蔵の石膏《神狗》と同じ題材にて、墨画として描かれたものです。画中には「三千峯のみいくさおわりて開けたり 高天ヶ原への多佳美倉(高御座)道」と書かれており、戦争という困難を越えて再興へ向う日本を祈願したものであると考えられます。彫刻作品の神狗に表れている迫力に満ちた形相と比較して、柔和なまなざし、一種のやさしさを湛えて落ち着いている姿はこの国の行末を見守っているかのように感じられます。
説明:宮坂慎司氏(筑波大学助教)
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更新日:2019年08月29日