佐藤玄々作 神狗

(常設展展示中)
しんく
- 時代 ―
- 年代 ―
- 大きさ 高さ133センチメートル
石膏(せっこう)
狛犬(こまいぬ)の姿をしていますが、迫力に満ちたその形相は独特のものであり、佐藤玄々はこれを神狗と呼びました。強い眼光、鋭い牙、動き出しそうな舌の造形は佐藤玄々の気迫の表れといえましょう。この《神狗》について、松田亨(とおる)は「大きく口を開いた『阿』の形相は真に迫り、犯しがたく、一種のきびしさがある。前脚のふんばり、背の丸み、尾の座り、眼光から脚先まで生命が脈打っている」と絶賛しています。
《神狗》は、昭和20年に熱田神宮内の日本武尊神社の御神体として依頼された作品でした。元は木彫の作品であり、この作品は同型の作品から石膏に型取りされたものです。
説明:宮坂慎司氏(筑波大学助教)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
生涯学習課 文化係
〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-2278
- あなたの評価でページをより良くします!
-
更新日:2019年08月29日