令和元年度事務事業外部評価結果

学識経験者と市民公募者で構成する相馬市外部評価委員会(委員8人)は、行政経営システムの中で取り組みを行っている事務事業のうち22の重点施策を評価し、令和元年12月12日、市長に評価結果を報告しました。 
評価に当たっては、全6回の委員会を開催し、担当課のヒアリングや現地調査などを行い、各事務事業の取り組み状況について検証を行いました。 
市は、この評価結果を今後の事務事業の改革・改善に反映していきます。

委員全体のコメント

評価は、事務事業「22」のうち、A評価が「21」、B評価が「1」の結果となりました。

総評

  • 私たちが直面するさまざまな課題と情報を行政と市民が共有し、互いの役割と機能を深く理解しあいながら問題の解決へ向けて努力してください。また、あらゆるメディアソースを使って、自分たちの街の魅力や地域の特性を広く外に向けて発信し、街の活性化と相馬に住んでいるすべての人と環境にやさしく、災害に強いまちづくりを推進してください。
  • 豊かな心の育成と学力向上のために、ソフト・ハードとカリキュラムの両面を整備し、教育環境の充実に努めると共に、社会の変化に対応した保育環境の整備と、子育て世代に対する手厚い対応などの子育て環境の充実に努めてください。
  • これまでに整備した各施設が、有効かつ効率的に運用されるよう利用状況などの検証を行い、ソフト面の充実を図りながら、地域の人たちに利用され、愛される施設運営に当たってください。
  • 放射線に関する正しい情報の発信、スポーツ施設や観光資源を生かした交流人口の拡大、また学校給食や宿泊施設、飲食店における地産地消の取り組みを通じ、原子力災害の風評払しょくを図り、将来世代の安心安全を担保する放射能対策関連事業の弛まぬ推進をお願いします。

評価結果

22の事務事業についてA、B、C、Dの4段階評価を行った結果は、次のとおりです。

評価結果一覧
評価 事務事業数
A = 事業は必要かつ有効であり推進することが妥当 21
B = 現状のまま継続することが妥当 1
C = 事業の一部修正・再検討(事業内容・手法・規模・事業主体等)が必要 0
D = 事業の見直し・休止・廃止について検討が必要 0
合計 22

評価の詳細は、下記を確認ください。

外部評価委員から

梶田浩二委員長

今年度は現体制での評価委員会2年目ということで、各委員の方にあらゆる角度から厳しい目で22の事業を評価していただき、市民目線の評価結果を市長に報告できたものと思っています。災害被害の続く中、市職員の方にはたくさんの課題を抱えながらも、数多くの資料を提供していただき本当にありがとうございました。これからは職員の意識レベル向上とともに、私たち市民一人一人も各行政事業に対して何ができるのか、どのようにすれば参画できるのかという意識を高め考えながら、住んでいてよかった相馬にするために、行動を起こしていかなければならないと思います。

小畑強子委員

評価対象全体としての取り組みは良い評価となっておりますが、外部評価委員の視点と行政の視点の温度差を感じた部分もあり、意見交換は大事であると感じました。教育、福祉に関しては、すぐに費用対効果が求められても結論の出ない部分が多いので、長い目でみなければならないように思います。委員として、よりよい相馬市とは、を考え続けていきたいと思います。

伊東千恵子委員

今年度は22の事業を評価し、良い結果が得られました。予算が少ない中、大変でしょうが、住みやすい地域づくりができるような事業を推進してほしいと思います。評価をすることによって少しでも生活に活気と豊かさを実感できることを期待します。

樫村竜也委員

昨年から1事業減り、22事業において担当の皆さんからの説明、現場視察、質疑を通じて充実した内容の評価ができたと思います。まずは事業の計画通りの実施をお願いします。今後とも市民の意見や我々の評価をくんで次年度の計画を立案いただき、老若男女の笑みの絶えない安全で明るい相馬市となるよう市政を進めてください。

土屋大典委員

今年度は外部評価対象事業22事業のうち、21事業がA評価となりました。各事業において市職員の皆さんが課題に対して真摯に取り組む姿勢を大いに感じることができました。相馬市も日々取り組む事業に加え、日々変化する社会情勢や、これからも日常化するであろう災害などへの対応など、今後も市政発展・安定、市民生活の安心・安全のために、市民、行政が一体となって進んでいくことを期待します。

管野貴拓委員

外部評価委員会へ参加させていただきまして2年目となりました。本年も市職員の皆さんより丁寧な説明を受け、事業内容を評価させていただきました。各部署とも懸命に取り組んでいることが良く分かりましたが、市民目線で見るともう少し改善できる点があったように思います。さらなる市政の発展を期待します。

鉾建千佳子委員

担当職員の方から丁寧な説明を受け、現地視察の機会を頂き、相馬市を思うとても素敵な職員の話を伺いながら、相馬市について考えるとても貴重な経験をさせていただきました。「言うは易し、行うは難し」で、さまざまな苦労はあるかと思いますが、「さらに魅力的な相馬市」を目指して、今後もご尽力いただきたいと思います。私も一市民として、できることを探し、ささやかに地道に行って参ります。

三國実加委員

今年度は22事業を評価させていただきました。そのうち21事業をA評価とすることができました。これは限られた予算の中で、最優先される事業を着実に実行している相馬市の取り組みが高評価され、それに関わる職員のご苦労のたまものだと思います。今後とも行政と市民が問題を共有し活気のある相馬をつくり、笑顔のある市民生活につなげていただきたいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課 企画政策係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2132
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更新日:2020年02月07日