平成29年度事務事業外部評価結果

学識経験者と市民公募者で構成する相馬市外部評価委員会(委員8名)は、行政経営システムの中で取り組みを行っている事務事業のうち40の重点施策を評価し、12月14日、市長に評価結果を報告しました。
評価にあたっては、全6回の委員会を開催し、担当課のヒアリングや現地調査などを行い、各事務事業の取り組み状況について検証を行いました。
市では、この評価結果を今後の事務事業の改革・改善に反映していきます。

委員全体のコメント

評価としては、事務事業「40」のうち、A評価が「30」、B評価が「10」の結果となりました。

総評

  • 市民と行政が地域の課題を共有し、互いの役割と責任を認識しながら、地域の魅力や特性を活かしたまちづくりを推進していくことが大切です。
  • 教育・文化都市を目指して、相馬古来の伝統と文化財などを活かした事業展開をお願いいたします。
  • 市勢発展のため、より一層の社会資本の充実と活用を図り、各施設を有効かつ効率的に運営しながら政策の実現をお願いいたします。
  • 原子力災害を克服するために知的財産を含む全ての資源等を活用して、放射能対策等関連事業の弛まない推進をお願いいたします。

評価結果

40の事務事業について【A】【B】【C】【D】の4段階評価を行った結果は、次のとおりです。

評価結果一覧
評価 事務事業数
A = 事業は必要かつ有効であり推進することが妥当 30
B = 現状のまま継続することが妥当 10
C = 事業の一部修正・再検討(事業内容・手法・規模・事業主体等)が必要 0
D = 事業の見直し・休止・廃止について検討が必要 0
合計 40

外部評価委員から

梶田浩二委員長

今年度は事務事業のうち40の重点施策の評価となり、各委員が忙しい中、担当課とのヒアリングや現地視察を行い、より深く評価できたものと思っております。
各々の事業の推移を見るに職員の方々が努力をしながら推進していることがわかります。 これからは、市民と行政が意識を共有しながら事業を行っていかなければならないと思います。
2年間有難うございました。

荒孝夫委員

平成29年度は新たな評価対象事業を加えて40事業について評価を行いました。評価対象事業名と事業説明に若干の食い違いが生じたことは残念なことでした。
複数年度に亘る事業の執行状況を年度毎に比較してみると評価コメントを真摯に受け止めていただき事業の改善が図られていることを高く評価し心から感謝申し上げます。
総評コメントに記載されているよう市民と行政が一体となって事業を推進できる体制が構築されることを願っております。

樫村竜也委員

委員会の活動を通じて相馬市の抱える課題の一端に触れることが出来たと思います。
また、市職員の皆さんとの質疑や先輩委員の皆さんの意見を拝聴し、市の事業の内容の理解が深まりましたので、より一層に明るく活気のある相馬市となるよう支援や協力をしていきたいと思います。

伊東千恵子委員

評価事業が昨年度より少なくなった事で中味の濃い事業評価が出来たと思います。
「A」評価では、今後も継続して努力される事を期待します。「B」評価の事業は、これからどの様に改善されるのかを楽しみに見守りたいと思います。
市民の目線で評価することは、安心安全な生活を生み、若者が定着して市の発展に寄与すると思います。

土屋大典委員

本委員会への参加も2年目を迎え、今年度も市が行う事業の目的や意義、進捗状況などを各部署より丁寧にご報告いただきました。
各事業において、概ね計画通り進み、改善がなされている事を考えると、外部評価委員会の検証、評価が果たす役割の重要さを改めて感じる事が出来ました。
総評にもあるように、市民と行政がお互いの役割と責任を認識しながら、着実に魅力ある相馬市のまちづくりが進むよう願います。

菊地基文委員

外部評価委員として、相馬市が行う様々な施策や事業の妥当性、有効性、効率性などを重視し市民目線での評価結果を報告できたと思います。
今後も市勢発展と市民の生活向上のため、市民と行政が課題・改善点を共有しながら互いに当事者意識をもって豊かなまちづくりに取り組むことを期待します。

三國実加委員

相馬市における東日本大震災からの復興は、他市町村とは比べようもない速さで進み、それはひとえに市職員の努力が成しえた結果だと思います。未だ根強く残る風評被害の払拭、少子高齢化対策、子ども達の教育面など、これからの課題はますます多岐にわたると思われます。
震災以前の相馬市を超えるより良い相馬市を目指して、市職員の皆様にはこれまで以上に市民に寄り添い、更なる市勢発展に努力をお願いいたします。

鉾建千佳子委員

多種多様な事業について説明を受けるなか、市職員の取り組みの真剣さとご苦労を感じました。
事業内容によっては成果の表れにくいものもありますが、地道な努力により着実に前進していると思います。
課題はまだまだ多いと思いますが、「活気があり誰もが安心して暮らせる、子どもたちが健やかに育つ相馬市」であるため、今後も市民と一体となっての事業推進をお願いいたします。
個人としても、市民の一人として何ができるかを考え行動していきたいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課 企画政策係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2132
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更新日:2019年03月29日