KM-32 主な農産物
相馬市でどんな農産物(のうさんぶつ)がつくられているか、しっているかな?
主な農産物をみてみましょう。
米
米は市の農産物の中で出荷額(しゅっかがく)がいちばん多く、農家の人たちの生活をささえています。
主に「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」などの品種がつくられています。
米は、春から秋にかけて水田(すいでん)でつくられます。
この米という字は「八十八」という文字からつくられたといわれています。
米ができるまでには88回もの手間がかかる、という意味です。
今は便利(べんり)な機械(きかい)もあるので、むかしにくらべると早く楽に米づくりができるようになりました。
それでも、苗づくり(なえづくり)、田おこし、しろかき、田植え、草とり、稲刈り(いねかり)など、稲を育てて米を収穫(しゅうかく)するまでには、たくさんの手間がかかります。
野菜
市ではいろいろな種類(しゅるい)の野菜がつくられています。
主につくられている野菜の種類
- キュウリ
- イチゴ
- トマト
- ホウレン草
- ブロッコリー
- キャベツ
- セリ
- ジャガイモ
- ナス
近年、野菜の品種改良(ひんしゅかいりょう)がすすみ、つくれる野菜の種類がふえました。
一年をとおして季節ごとにいろいろな種類の野菜をつくったり、おなじ野菜でも種(たね)をまく時期を工夫(くふう)して長い期間収穫(しゅうかく)することができるようになりました。
また、むかしは冬になると何もつくれなかったのですが、今はパイプハウスなどがつくられ、温かい施設(しせつ)のなかで野菜を育てられるようになりました。
収穫された野菜は箱づめ(はこづめ)にされ、集荷所(しゅうかじょ)に、はこばれます。
主にスーパーなどで売られる野菜は、見た目がきれいで形のととのった野菜です。
そのため、集荷所で大きさなどをそろえたあと市場などへ出荷されています。
農家から集荷所、市場、そしてスーパーなどの店頭(てんとう)へ。
みんなの手元にとどくまで、たくさんのひとが大事に野菜をはこんでいます。
最近では、地元でとれた新鮮(しんせん)な野菜に関心(かんしん)をもつ人が多くなりました。
形がきれいな野菜でなくても、新鮮な野菜として売れるようになってきています。
そうした地元の野菜は、主に「直売所(ちょくばいじょ)」で売られています。
果物
市でつくられているくだものには、ナシ、リンゴなどがあります。
ナシは特に磯部(いそべ)、大野地区でつくられ、リンゴは大野地区で多くつくられています。
つくられているナシの品種
- 幸水(こうすい)
- 豊水(ほうすい)
- 新高(にいたか)
おいしいくだものをつくるためには、病気や虫からくだものをまもるための消毒(しょうどく)をする必要があります。
また、人の手で花粉をつけたり、むだな花や実をつみとったり、さまざまなしごとをしなければなりません。
春先には、霜の害(しものがい)をふせぐ苦労などもあります。
畜産
畜産には牛、ニワトリ、ブタなどがあります。
市の畜産農家は、主に牛を育てています。
牛は「肉用牛(にくようぎゅう)」という肉をとるための牛と、「乳用牛(にゅうようぎゅう)」という牛乳をしぼるための牛にわけられます。
牛をかう農家はへってきていますが、そのかわり1けんの農家でたくさんの牛をかうようになりました。
畜産のしごとをしている農家は、こどもを生ませて、大きく育てることがしごとなので、世話をするのがとても大変です。
農産物は上にかいてあるように、農家の人たちが毎日毎日こころをこめてしごとをした結果です。
大切に育てられた農産物を大事にたべましょう。
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農林水産課 農業振興係
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福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎2階
電話番号:0244-37-2147
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更新日:2020年01月14日