KM-33 林業のはなし

福島県は、豊富(ほうふ)な森林をいかして木材やきのこなどを生産しています。
全体のやく半分が木材の生産で、そのつぎにキノコ、木炭(もくたん)の順となっています。

相馬市は総面積(そうめんせき)の51%が森林です。
しかし、林業の収入だけでくらしている家はほとんどありません。

森林は木材やきのこの生産のほかにも、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)して酸素(さんそ)をつくったり、土砂(どしゃ)が流れるのをふせいだりしています。

森林をまもることが大切なことです。

これからどのように森林をまもっていけばよいのか、みてみましょう。

森林をまもるために

むかしは、くらしのなかでキノコや山菜(さんさい)などの自然の食品がたくさん食べられていました。
また、家や橋などにも木材が多くつかわれ、林業がさかんなときもありました。そのころ、森林はきれいに手入れされ、活用されていました。

しかし、今の日本では、家や橋などをつくるときには、鉄骨(てっこつ)やコンクリートなどをつかうことがほとんどになりました。また、木材をつかうときにも、外国で生産された木材を輸入(ゆにゅう)することが多くなってきました。

このようなことから、林業は低迷し、しごとをする人がへっていきました。
また、しごとをつづけている人のほとんどが高齢(こうれい)になってきています。
こうした人手不足(ひとでぶそく)の影響(えいきょう)で、適正(てきせい)な手入れがおこなわれない森林がふえてきました。

森林をまもるためには、日あたりがよくなるように余分(よぶん)な木を切る「間伐(かんばつ)」や、あたらしい木を植える「植林(しょくりん)」などの手入れが必要(ひつよう)です。

市は、そうした適正な森林の整備(せいび)や、松くい虫などの被害(ひがい)から森林をまもるとりくみをすすめています。

また、市民のみなさんに森林の大切な役割をしってもらうとりくみもはじめています。
これからも森林と人がともに生きていけるように、森林づくりをするボランティア団体などを育てたり、植林などの森のしごとを体験してもらうことで、市民のみなさんといっしょにうつくしい自然環境(かんきょう)をまもりたいとかんがえています。

みなさんも森林のことを話しあったり、できることに挑戦(ちょうせん)してみてください。

たとえば、

  • わりばしをつかわずに、自分のおはしをつかう
  • ティッシュや紙コップなどのつかいすての紙製品(かみせいひん)を節約(せつやく)する
  • 新聞紙や雑誌などをリサイクルする
  • 新聞紙などをリサイクルした再生紙(さいせいし)タイプのノートなどを積極的(せっきょくてき)につかう

こうした身近にできることから、はじめてみましょう。

この記事に関するお問い合わせ先
農林水産課 農地林務係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎2階
電話番号:0244-37-2151
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更新日:2020年01月14日