KM-31 農業のはなし
相馬市でつくられている主な農産物(のうさんぶつ)は米です。
そのほか、野菜やくだものをつくったり、牛をかったり、いろいろな農業がおこなわれています。
どんなとりくみをしているのか、みていきましょう。
主な農産物
- 米
- 野菜
- くだもの
- 畜産(ちくさん)
もっとくわしくしりたいときは、主な農産物のページをみてね。
市のとりくみ
農業はわたしたちの食料(しょくりょう)を生産(せいさん)するという大切なしごとです。
農業をする人が少なくなったり、田や畑などの農地(のうち)があれはてたりすると、食料の生産がへったり、やがて生産することができなくなったりします。
市は、わたしたちの生活にとって大切な農業をこれからもつづけていけるよう、さまざまなとりくみをしています。
小さい田や畑を整理(せいり)して、大きい田や畑にするのもとりくみのひとつです。田や畑が大きくなると大きな機械(きかい)がつかえるようになり、大きな機械で効率的(こうりつてき)にたくさんのしごとができるようになります。
こうした大規模化(だいきぼか)や農業を会社としておこなう法人化(ほうじんか)をすすめたり、これから農業をささえる担い手(にないて)を育てたりすることは、農家をつぐ人やあたらしく農業をはじめる人をふやすためにも大切なことです。
また、消費者(しょうひしゃ)がもとめている安全で安心な農産物をとどけるためのとりくみもおこなっています。
特に、食品放射能検査(しょくひんほうしゃのうけんさ)などの放射能対策(ほうしゃのうたいさく)をしっかりとおこない、市の農産物が安全なことをPRするとりくみに力をいれています。
これからの農業
米中心の食事から、パンや肉、乳製品(にゅうせいひん)などを多く食べる食事になってきたことや、外国からたくさんの食料が安く輸入(ゆにゅう)されるようになったことで、農業をとりまく環境(かんきょう)は大きく変化(へんか)してきました。
「複合経営(ふくごうけいえい)」という方法(ほうほう)も、その変化のひとつです。
複合経営をとりいれたことで、米つくり中心だったものから、1けんの農家で米、野菜、くだもの、花などをくみあわせてつくるように農家の経営が変わってきました。
また、農業と会社ではたらくことを両立する兼業農家(けんぎょうのうか)も多くなりました。
わかい人たちのほとんどが農業以外のしごとにつくため、農家のなかで主に農業のしごとをしている人は高齢(こうれい)の人が多くなってきています。
これから市の田や畑をまもり、農業を発展(はってん)させていくうえで、わかい人たちの確保(かくほ)はとても大切なことです。
わかい人にとっても魅力(みりょく)ある農業になるように、農産物のブランド化や観光(かんこう)と手をくんだとりくみなどがおこなわれています。
そして今、環境にやさしい農業も注目されています。
エコファーマーという化学肥料(かがくひりょう)や農薬の量(りょう)を少なくする生産方式(せいさんほうしき)や有機栽培(ゆうきさいばい)などです。
安全な農産物をもとめる消費者の要望(ようぼう)にあわせて、さまざまな農業のかたちがうまれています。
農業には農産物を生産して食料をわたしたちに供給(きょうきゅう)するという大事な役割(やくわり)のほかに、大雨のときに水田に水をためて下流(かりゅう)にあるまちをまもる役割ももっています。
相馬のうつくしい田園風景(でんえんふうけい)をまもるために、みなさんも自分のまわりの農業のことをみたり、かんがえたり、勉強してみてください。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
農林水産課 農業振興係
〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎2階
電話番号:0244-37-2147
- あなたの評価でページをより良くします!
-
更新日:2020年01月14日