KM-72 介護保険のはなし

介護保険(かいごほけん )ってなあに?

家族のイラスト

人は年をとると、わかいときにくらべていろいろなことができなくなったり、病気などでねたきりになったりすることがあります。

そのような人たちを社会全体でささえるために介護保険(かいごほけん)という制度(せいど)があります。

 

どんなしくみなのか、みていきましょう。

どんな人が利用できるの?

高齢者のイラスト

ねたきりや認知症(にんちしょう)、歩行障害(ほこうしょうがい)などで、普段(ふだん)の生活に人の手をかりる必要(ひつよう)があるとみとめられた65さい以上(いじょう)の人が利用できます。

(注意)例外もあります。

どんなサービスがうけられるの?

介護のイラスト

ホームへルーパーによる食事などのお手伝いや、移動入浴車(いどうにゅうよくしゃ)による入浴のお手伝い、デイサービスでの日帰りの介護などのサービスがうけられます。

また、ベッドや車椅子(くるまいす)などの福祉用具(ふくしようぐ)をかりることができます。
そのほか、ポータブルトイレの購入費(こうにゅうひ)の支給(しきゅう)や手すりの取りつけなどの小規模住宅改修費(しょうきぼじゅうたくかいしゅうひ)の支給などがうけられます。 

入浴サービスのイラスト

サービスをうけるにはどうしたらいいの?

サービスをうけるためには手つづきが必要です。
その人の状態(じょうたい)によってうけられるサービスがかわってくるので、たくさんの人がていねいに話しあってきめています。

  1. 市役所の高齢福祉課(こうれいふくしか)に行き、申請(しんせい)をします。
  2. 訪問調査員(ほうもんちょうさいん)から日ごろの介護状況(かいごじょうきょう)の調査をうけます。
  3. かかりつけのお医者さんから日ごろの体の状態がわかる意見書をもらいます。
  4. 調査結果と意見書をもとに、介護認定審議会(かいごにんていしんぎかい)で審議(しんぎ)をうけます。

介護認定審査会の審査で、「介護サービスが必要である」とみとめられた場合、介護サービスをうけることができます。

介護認定審査会はお医者さんや看護師(かんごし)さん、福祉の専門家(せんもんか)で構成(こうせい)されています。

相談のイラスト

介護サービスにかかるお金はだれが負担するの?

介護サービスをうけたとき、かかったお金の1割~3割が自己負担(じこふたん)になります。

のこりは介護保険から給付されます。これを介護給付費(かいごきゅうふひ)といいます。

介護給付費は、国・県・市・被保険者(ひほけんしゃ)がそれぞれ一定の割合(わりあい)を負担することでまかなわれています。

被保険者って?

40さいになると介護保険への加入(かにゅう)が義務(ぎむ)づけられ、保険料(ほけんりょう)をはらうことになります。
保険料をはらう人のことを被保険者といいます。

40さいから64さいまでの人は、加入している健康保険といっしょにはらい、65さい以上の人は、原則(げんそく)として年金から天引き(てんびき)という方法ではらわれます。

こうした保険料が、介護が必要な人の生活をささえています。

(注意)天引きとは、年金からあらかじめ差し引くこと。

この記事に関するお問い合わせ先

高齢福祉課 介護保険係


〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-3065

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更新日:2023年06月13日