【2024年12月18日】第1回相馬市地方創生総合戦略会議
このページは、市長がいろいろなところで話した内容を紹介するページです。
本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。
第1回相馬市地方創生総合戦略会議
本日の会議にご出席いただき、誠にありがとうございます。
相馬市の将来について議論する本会議には、各分野を代表する方々および住民代表の皆さまにお集まりいただいております。
平成26年に元岩手県知事の増田寛也先生が、このまま人口減少が進むと、消滅危惧のある地方自治体がでてくると警鐘を鳴らして以来、10年の歳月が流れました。
しかし、依然として人口減少に歯止めがかからない現状が続いています。
特に少子化の現象に歯止めがかからない。
少子化が進む大きな要因として、未婚による影響が挙げられます。
統計によれば、日本全体の合計特殊出生率(一生のうち1人の女性が産む子どもの数)はおおよそ1.2であるのに対し、完結出生児数(結婚した人にどのくらい子どもが産まれているのかを示す数値)は1.9というデータがあります。
この数値の違いは、結婚をしないことが大きく影響していることを示しています。
近年、生涯未婚率は上昇しています。
結婚をしない大きな要因として分かっているのが、男性の低所得です。
男性の所得と婚姻率には明確な相関関係があります。
本日の会議では、地方創生をテーマに多岐にわたる議題を取り上げます。
その中で、私は特に相馬に来ていただいて、相馬市内の企業に就職し、経済的な生活の根拠をもって、家を建てて長期的に定住するための施策に重点を置きたいと考えています。
私が企業誘致に非常に力を入れている理由は、これが持続可能な地域社会を築く鍵であると考えるためです。
少子化は相馬市だけの問題ではなく、全国的な問題です。
地方都市全体が同様の課題に直面しています。
全国市長会の会長として見てきた中で、多くの自治体が厳しい状況に置かれていることを実感しています。
だからこそ、我々が知恵を出し合い、積極的に対策を講じることが重要であると考えます。
この総合戦略会議を通じて、皆さまの知恵をお借りし、「相馬市が相馬市であり続ける」ための取り組みを進めてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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更新日:2025年01月20日