【2025年2月14日】都市計画マスタープラン策定委員会

このページは、市長がいろいろなところで話した内容を紹介するページです。

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

都市計画マスタープラン策定委員会

各委員の皆さま、ご就任いただき誠にありがとうございます。本委員会では、相馬市における地域の将来像や各地区のまちづくりの方針を定めた都市計画マスタープランを策定するものです。

東日本大震災から14年が経過し、この間に社会情勢は大きく変わりました。その中でも特に顕著なのが少子化の進行です。特に中山間地域では少子化が深刻化しており、学校の存続についても、状況に応じた対応が求められています。また、市内では出産ができる産婦人科がなくなり、安心して出産できる体制の整備が求められています。

市の事業であるおでかけミニバスについては、乗車率が低迷していることを踏まえ、オンデマンド型サービスへの事業内容見直しを検討しています。区長会を中心に議論を進める一方で、タクシー会社との事業の住み分けも考慮する必要があります。特に運転ができない高齢者にとって、タクシーは重要な交通インフラであることから、これを踏まえた議論が必要です。

インフラ施設の維持管理費用の確保も重要な課題です。道路や下水道などのインフラ設備の老朽化が進むのに加え、人口減少による市税の減少が予想されることから、より一層健全な財政運営が求められております。市としても改善に向けた対応を行ってまいりました。企業誘致による土地売却収入や石炭灰の受け入れによる事業収入も有効に活用してきたところです。また企業誘致には、雇用機会の拡大や新たな働き手を相馬市への定住に結びつけることができ、地域の活性化が期待できます。

今後は人口減少との戦いになってきます。予測される市税収入の減少の中でも、相馬市が相馬市であり続けるため、インフラや市民生活をどのように維持していくかを考えなければなりません。

本委員会において、これらの諸課題を踏まえた今後の相馬市のまちづくりについて活発な議論をお願い申し上げ、相馬市長としてのあいさつといたします。

この記事に関するお問い合わせ先
秘書課 秘書係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2115
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更新日:2025年02月20日