【2021年01月01日】令和3年 新年あいさつ

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本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

令和3年 新年のあいさつ

2021年01月01日

令和3年の新春を迎え、謹んで新年のあいさつを申し上げますとともに、日ごろより市勢伸展のためにお寄せいただいておりますご協力に、心から感謝を申し上げます。

感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症により、昨年は学校の休校や急を要しない移動の自粛要請、相馬野馬追をはじめとする各種行事の規模縮小や中止を余儀なくされました。この感染症は今も私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。最前線でご尽力いただいている医療従事者の皆さまに改めて敬意を表し、感謝申し上げます。市民の皆さまには、引き続き感染防止対策へのご理解とご協力をお願いいたします。

さて、昨年10月に新たな復興のシンボルとなる尾浜こども公園と相馬復興市民市場(浜の駅松川浦)がオープンいたしました。尾浜こども公園は世代間交流の場として、大型遊具や芝生広場、屋内遊具で遊べる交流館などを配置しています。相馬復興市民市場(浜の駅松川浦)は風評被害払しょくと地域振興を目的とし、相馬地方の農水産物を販売する市場と、地物を使った料理を堪能できる食堂を併設しています。両施設とも市内外から多くのお客さまでにぎわっており、この活気を市内全体に波及させるべく、さまざまな関係者とともに知恵を絞り、汗を流してまいります。

また、相馬福島道路がいよいよ本年3月末までに全線開通し、東北自動車道とつながります。高速交通ネットワークが構築されることにより、広域観光ルートが拡大し、物流機能が強化されます。これを有効に活用し、本市の経済・産業の発展はもとより南東北全体の活性化に繋がるよう、地域経営に努めてまいります。

一方、令和元年東日本台風により被害を受けた農地や橋りょうの復旧工事を、引き続き確実に進めてまいります。また、国や県の協力をいただきながら、宇多川・小泉川の抜本的河川改修事業など防災・減災事業に取り組み、市民の生命・財産を守る安全で安心なまちづくりを進めてまいります。

相馬市には、尊徳翁が唱え、市民憲章にもうたわれている「至誠、勤労、分度、推譲」の報徳仕法が根付いています。先人たちも幾多の苦難を地域一体となって乗り越えてこの相馬を守ってきました。私たちも震災を乗り越えてきた経験と、新しい相馬の風景を次の世代にしっかりと伝えていくとともに、市民の皆さま一人一人の知恵と力をもって災害とも言えるこのコロナ禍も、ともに乗り越えていきましょう。

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更新日:2021年01月01日