【2020年1月24日】復興市民市場安全祈願祭

このページは、市長がいろいろなところで話した内容をご紹介するページです。

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

復興市民市場安全祈願祭

本日は非常に素晴らしい起工式を行うことができました。先ほどの宮司の祝詞を感動しながら聞いていました。我々にとっての課題をすべて祝詞にして神様に届けていただきました。ありがとうございました。

東日本大震災からもうすぐ丸9年になります。そして4月になると国が定めた復興創生期間の最終年度が始まります。思えば、福島第一原子力発電所の事故がなければ相馬の復興はもう終わっていたはずです。しかし、我々相馬市民は風評被害と原発にまつわる我々の地域に対する、特に子どもたちに対する差別に対し、これからもずっと戦い続けなくてはいけません。

この戦いのために、市会議員の皆さん、産業界の皆さんからのご要請とご理解をいただき、復興市民市場の建設を計画し、昨年には市場を運営する官民合同会社を創ることができました。皆でこの風評被害に戦うことが、相馬市の産業振興に資するものと確信しております。

相馬市はこれまで、復興にかかわる建設事業・土木事業を数多く行ってまいりましたが、これからは商いをどうするか、健康管理をどうするか、ひいては風評払しょくにどうやって挑んでいくか、といったソフト事業が復興創生期間の最後の大仕事と考えております。

風評払しょくにはイベントを行うことが効果的だと思います。これまでも県主催の「おさかなフェスティバル」が開催されておりますが、そのたびに多くの人にお越しいただいております。魚介類に限らず放射能が不安だという方たちでも、こういったイベントに来ていただけます。

その方たちに相馬の産品を食べていただいて、安全で安心であるということがどんどん回り回って、例えば相馬の観光業の振興であるとか、苺狩りのお客さんが増えるとか、いろんなところに繋がっていければ良いと思っています。

建設工事関係者の皆さん、そして国・県のご協力もよろしくお願い申し上げたいと思います。皆でがんばるんだとそういう誓いを新たにしながら、この建物が立派に完成しますようにお祈り申し上げたいと思います。

これからも、皆さんとともに、市場の建設を見守りながら、これからのテーマについていろいろと考えて努力していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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更新日:2020年02月03日