【2019年12月22日】相馬福島道路開通式典

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

相馬福島道路開通式典

若干の思い出話をさせて頂きたいと思います。

今から約18年前の1月、新米の市長だった私のところに、国土交通省道路局長からメールが入りました。当時は道路公団民営化の波で、新たに道路を整備するためには、整備によって交通量がどれだけ改善されるか、経済効果がどれだけもたらされるかといった費用対効果の考え方が主流になっていました。そして新たな高速道路はもう必要ないのではないかという声が出てきたのです。道路局長は、各首長にそれでいいのかという問いかけをしてきたのでした。

私は必要性の根拠を考えあぐねていましたが、一晩徹夜し、整備効果の算出に「人の命」への配慮が欠けていることに気付きました。相馬の場合、第三次救急は福島医大に依存しており、その医大に繋がる国道115号線は急患を運ぶのが大変な山道でした。高速道路の整備による安全性の確保、時間短縮こそが命の担保となります。この相馬福島道路は、相馬市民にとって「命の道」だったのです。

それからは、当時の国土交通省道路局長であった佐藤信秋参議院議員と私、そして亀岡偉民衆議院議員とともにいろいろ活動してまいりました。そして本日、相馬の大きなテーマである「命の道」を、完成させることができました。

相馬の救急医療にとって長年の懸念、長年の夢が叶ったことは、こんな嬉しいことはありません。市民をはじめ医療関係者、患者の皆さん、まさに地域を挙げてお喜びを申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

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更新日:2021年05月11日