【2019年04月26日】磯部小学校プール落成式

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

磯部小学校プール落成式にあたって、ごあいさつを申し上げます。

この磯部地区は、震災によって甚大な被害を受けました。多くの方々が被災され、震災以降、磯部に戻られる方もなかなか増えない状況が続きました。地域の皆さんからは、「磯部地区にとっての希望を与えるような事業を実施して欲しい」という強い要望の声をいただき、市議会議員や区長の皆様と議論を重ねました。相馬市として、この被害の最もひどかった磯部地区の復興をどうするか、あるいは住民の皆様のお気持ちにどう応えていくかを考えました。

その様な中で、この地域の未来を担っていく子どもたちの学び場である、伝統ある磯部小学校をこの場所で存続させるために何をすべきかを協議し、その一歩として体育館の改築を進めました。

それに加え、磯部小学校にはプールの老朽化の問題がありました。ほかの小学校の様に、撤去して市民プールを利用してもらうという選択肢もありましたが、懸命に復興に取り組む地域の皆様から強い要望もございましたので、改修することを決めました。これは、相馬市として「磯部小学校を大切にしていく、この学校そして新しいプールで子どもたちに希望を持って勉強をしてもらう」という意思表示でもありました。

本日の落成式には、小学生のみなさんや地域の皆様に参加していただきました。相馬市としての決意を、皆様へお伝えするためでもございます。プールの落成を全員で一緒に祝って、磯部地区のこれからに希望をもってまいりたいと考えております。

また、建設に関わった関係者各位にも、しっかりと整備頂けましたことに感謝を申し上げたいと思います。

これからもこの地域の希望をのせて、このプールを多くの皆さんに使っていただき、愛していっていただければと思っています。磯部小学校の今後の益々の発展を祈念して、祝辞にかえさせていただきます。