【2019年01月20日】災害市営程田明神前住宅譲渡調印式

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

災害市営程田明神前住宅譲渡調印式

2019年01月20日

今回住宅を取得された皆様におかれましては、この8年間、本当に大変な思いをされたことと思います。本日の災害市営程田明神前住宅譲渡調印式にあたり、これまでの頑張りに対しましてねぎらい、感謝を申し上げたいと思います。

また、本日は市議会議員の皆様にもご出席いただいております。皆様には震災当時から一緒にスクラムを組んで復興にあたっていただきました。そして、市役所の職員にもよく頑張ってもらいました。改めてねぎらいの気持ちを伝えたいと思います。

平成23年3月11日のあの日の出来事は、皆様の人生においても、そして我々相馬市にとっても、極めて大変な出来事でした。当時私は、一日も早い復興を成し遂げるためには生活再建が一番重要だと考えました。被災された方々に、将来の人生が見通せるような環境で健康な生活を送っていただくために、一日も早く復興住宅をつくって、それをできるだけいい条件で被災者の皆様にお譲りできればよいと考えました。

そこで、その様な復興住宅をつくるために、当時の政府関係者や国会議員の方々に要望を申し上げ、協議を重ねてまいりました。あの当時は、払い下げのためには7年半居住しなければならないという規定がございましたが、多くの皆様のご協力を得て、居住期間を5年に短縮することができました。皆様には、本日からご自分の財産としていただき、次の世代までも大事に暮らしていただきたいと思います。かつて住んでおられたふるさとの環境とは違うかもしれませんが、ここで育つ子どもたちにとってはここがふるさとになります。ここにいらっしゃる明神前団地の皆様はひとつの集団にもなりますので、皆さんの結びつきを強めて太い絆でつながっていただきたいと思います。

この程田明神前住宅は、東日本大震災の被災地の中で最初の復興住宅整備事業でした。そのあと各地で復興住宅の建設が進み、その全てが終わろうかという状況の中、最初に建設した住宅を払い下げできましたことは、被災地でのモデルケースになります。ほかの団地でもこれから払い下げに向けて進んでいくことになります。ぜひ、皆様にはほかの地域のお手本になるようここでしっかりと生活の場を築いていただきますことをお願い申し上げまして、わたくしのあいさつに代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

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更新日:2020年01月10日