【2017年10月07日】東部地区ふれあい敬老会

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

2017年10月07日

大歓迎をいただきましてありがとうございます。今年の敬老会での挨拶もここ東部地区が最後になりましたが、こんなにも歓迎されたのは初めてかもしれません。ほんとにありがとうございます。

この東部地区は東日本大震災で大きな津波被害を受けました。だいぶ復興が進んだとは思いますが、大変なご苦労だったと思います。私の生まれ育った家もなくなってしまい、今では次の津波が来ても大丈夫なように整備している防災土手になっています。津波ですべてが流されてしまいましたが、知り合いが写真を見つけて私に渡してくださいました。私が子どものころの写真でした。やっぱり、なんと言ってもふるさとは良いものです。このふるさとを強く思って復旧・復興に皆さんと取り組んできました。

復興住宅が3年前にできましたが、この地域の方々に本当に頑張っていただきました。住宅用地として土地を快く提供していただいた方、そして東部再起の会の皆さんなどです。東部再起の会の皆さんには、新たな住宅地用の用地をまとめるために、100名もの地権者の方々に対し頭を下げてまわっていただきました。このご協力が無ければ、今の住宅の様な規模にすることはできなかったかもしれません。本当に感謝しています。

今後は、県が尾浜地区で整備を進めている防波堤の内側に、大きな公園をつくる予定でおります。そして、完成後の公園の管理をできれば地元の方々にお願いしたいと思っています。また、津波で無くしてしまった水産物直売センターを再建して欲しいと漁業組合からご要望いただきましたので、関係者の皆さんと協議を進めております。観光客に相馬の特産物を買っていただく場所として、また市民も気軽に買い物に来られるような、安くてうまいもが手に入る場所にしたい。農協や卸売市場にも参画していただく予定です。

最後に、こちらにおられる区長の皆様には、今でも様々なことで協力いただいております。そのお陰様で、相馬の復興は行政と市民が一体となった形で進んでいます。他の被災地ではなかなか難しいことも、皆様のご協力で歩みを進めることができています。改めまして感謝申し上げます。

ご参集の皆さんの益々のご健勝とご活躍をお祈りします。