【2017年08月09日】第4回「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

第4回「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」

2017年08月09日

これまで全国市長会としての主張、懸念を皆さんにいろいろ御協議いただいてまいりましたが、前回の会議の際に、来年から始めるということを明確に決めたわけではなかったと思います。「問題が解決された場合に」というただし書きがついたと思うのですが、先日10月から募集するということが専門医機構から発表され、非常に違和感があります。しっかり議論をする必要があるのではないかと思います。

専門医という資格の問題について。東日本大震災の被災地での話ですが、地域医療で頑張っている専攻医がいます。医学部在学時に相馬地方に支援で入り、その後、南相馬市立病院での初期研修を受け、今は指導医について内視鏡の技術の習得をしながら地域医療に従事しています。非常に志の高い医師です。このように頑張っている医師が、がちがちの専門医制度となった場合に、どんなに一生懸命に内視鏡の技術を習得しても、専門医の資格を持っていないと相手にされなくなってしまう恐れがある。専門医という資格ではなく、称号でいいのではないかと思います。

それから、専門医制度がまだ始まっていない段階で初期研修が終わった医師達は、専攻医という立場にいます。その専攻医が、専門医を目指すために大学の医局に入局して、教授の指導を受けたとします。しかし、途中でそれが継続できなくなる場合があります。女性医師の出産はその一例です。私は、研修先を変える自由があっていいと思うのです。柔軟な制度で、特に若い医師達の立場というものしっかりと担保してあげていただきたいと考えます。

また、地域のローカルな病院で頑張っているような医師には、専門医を取得するときにポイントを加点するようなシステムを導入しても良いと考えます。そうやって地域医療に対して、この制度がプラスになるようなことも積極的に考えていかないといけないと思います。十分検討していただきたいと思います。

 (注意)会議中の発言の一部をご紹介します。

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更新日:2020年01月10日