議会あいさつ(令和5年第3回)

令和5年第3回相馬市議会定例会開会(令和5年5月29日)

第182回東北市長会総会の開催について

5月11日、ゲストハウスヒルトップNリゾート福島で開催され、東北6県から71人の市長が出席しました。

総会では、東北6県の総意として処理水の放出に伴う新たな風評を発生させないための対策の徹底に関する特別決議のほか、東日本大震災からの復興や新型コロナウイルス感染症対策など特別決議6件、各県の市長会が提出した議案30件が採択されました。

また、総会後、防災備蓄倉庫や浜の駅松川浦、相馬こどもドームなどの視察を行い、東日本大震災をはじめとする度重なる自然災害からの本市の復旧・復興状況をご覧いただき、浜の駅松川浦においては、限られた時間の中で効率よく買い物をしていただけるよう特別セットを準備し、多くの市長に購入いただいたところであります。

本市での東北市長会総会の開催は7年ぶりであり、当時よりもさらに復興した新しい相馬市が東北の市長らにご覧いただけたものと感じております。

相馬市市消防団の表彰について

3月10日、本市消防団は「消防功労者消防庁長官表彰表彰旗」を授与されました。これは、防災思想の普及、日ごろの消防設備の整備、災害の防御に関する対策の実施について、その功績が特に優秀で他の模範となる消防機関に授与されるものであり、東日本大震災以降、多くの災害に対応してきた本市消防団の活動が認められたものと考えております。

放射能対策について

市は、平成23年度から空間放射線量測定調査を行っており、本年度は4月17日から5月2日まで実施いたしました。

測定結果といたしましては、土面167カ所の平均線量、1時間あたり0.09マイクロシーベルト、舗装面161カ所の平均線量、1時間あたり0.07マイクロシーベルトでありました。

震災直後の平成23年6月と比較すると、土面で87.32パーセント、舗装面で87.93パーセント低減しており、極めて低い数値であることから、市民の健康に影響を及ぼす可能性はありません。

外部・内部被ばく線量測定の結果表について

市は、昨年度にD-シャトルによる外部被ばく線量測定またはホールボディカウンターによる内部被ばく線量測定を行った2,534人の方へ、平成23年度から令和4年度分の測定結果をまとめた「外部・内部被ばく線量測定の結果表」を発送いたしました。

同結果表は、福島第一原発事故の影響により、市民が、根拠のない思い込みや偏見によって差別を受けないために、市民には放射線による健康影響が全くないことを示すものであり、特に女性が安心して結婚・出産するためのお守りにしていただきたいと考えております。

相馬市歴史資料収蔵館の利用再開について

収蔵館は令和3年2月および令和4年3月の地震被害により休館しておりましたが、復旧工事が5月31日に完了することから、利用再開日を相馬野馬追にあわせ7月28日とし、郷土の歴史、文化、美術工芸等の収蔵資料の展示公開に向け準備を進めてまいります。

令和5年産水稲の作付け状況について

全水稲作付面積は、約1,975ヘクタールであり、そのうち主食用米の作付面積は、昨年より約26ヘクタール増の1,307ヘクタールであります。

また、生産調整の手法として奨励されている飼料用米の作付面積は、昨年より約22ヘクタール減の約578ヘクタールであります。

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更新日:2023年05月29日