議会あいさつ(令和3年第4回)

令和3年第4回相馬市議会定例会開会

2021年8月30日

新型コロナウイルスワクチン接種の取組について

市は、16歳以上への集団接種をスポーツアリーナそうま第1体育館で去る5月1日から7月17日までの78日間、および第2体育館において5月22日から6月23日までの33日間、実施いたしました。

さらに中学生への集団接種を、同調圧力や差別・偏見などの問題が生じないよう細心の注意を払い接種日を決めるなど対策を講じ、1回目を7月27、28日、2回目を8月17、18日に実施いたしました。

8月27日現在、12歳以上の人口3万782人に対し、新型コロナワクチンの1回目の接種をした方は27,204人で約88.4パーセント、2回目の接種をした方は26,656人で約86.6パーセントとなっております。

うち65歳以上の高齢者においては、対象人口11,077人に対し、10,173人で約91.8パーセントの方が2回目接種を終えており、中学生においては、対象人口927人に対し、573人で約61.8パーセントの方が2回目の接種を終えております。

12歳の小学生においては、去る8月20日にワクチン接種の希望調書を送付しており、接種を希望する方は、9月6日から相馬市新型コロナワクチン接種コールセンターにて予約を開始いたします。

現在、ワクチン接種は集団接種から市内2病院での個別接種に移行しておりますが、市といたしましては、希望する方へのワクチン接種をこれまで同様に安全に遂行してまいります。

また、集団接種に際しましては、相馬郡医師会相馬支部の医師をはじめ、市内2病院、各診療所の看護師と事務員、市薬剤師会、退職された看護師、特別養護老人ホーム相馬ホームおよび介護老人保健施設ベテランズサークルの職員、相馬看護専門学校の学生、松川浦観光旅館組合、市タクシー利用促進協議会、ボランティアの方など、多くの方々にご協力をいただきました。ここで改めてご協力をいただいた関係各位に感謝を申し上げます。

大雨などによる被害を受けた静岡県熱海市への支援について

去る7月3日、熱海市で大雨による大規模土石流が発生し、齊藤栄熱海市長から避難所用物資の支援要請を受けたことから、市は、避難所内で使用するパーテーション100張と、2リットルペットボトル入り飲料水2,160本を市職員2人がトラックで運搬し、翌日未明に同市にお届けいたしました。

この度の災害により、多くの住民の方が被災され、多数の尊い命が失われました。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。

また、市は去る7月27日、28日の台風8号が接近した際に、速やかに自主避難所を開設し、さらに市綜合建設業組合の協力を得て宇多川橋付近と相馬駅東側付近に排水ポンプ車を配備いたしました。今後も迅速な対応と準備に努めてまいります。

市民の皆さまにおかれましては、全国各地で激しい雨による家屋への浸水や土砂災害などが発生しており、そのうえ台風の上陸が多い時期でもありますので、気象情報や市から発信される情報などを十分確認いただきますようお願いいたします。

放射能対策について

市は、令和3年度個人積算線量計D-シャトルによる外部被ばく線量測定を全市民を対象に募集し、一般の方はすでに測定および解析を随時行っております。また、乳幼児、児童・生徒にあたりましては、9月以降に実施する予定でおります。

多くの市民の方に測定いただくため、広報紙やホームページ、ツイッターなどを活用し、継続した募集に努めてまいります。

常磐自動車道4車線化について

平成28年度に事業許可された、常磐自動車道いわき中央IC(インターチェンジ)から広野IC(インターチェンジ)間および山元IC(インターチェンジ)から岩沼IC(インターチェンジ)間の4車線化及び付加車線設置事業が、去る6月13日に完了し、運用を開始しました。これにより、関東地方や仙台方面から、本市へのアクセスがより一層便利になり、市の産業振興等に資することが期待されます。

市は、引き続き常磐自動車道の全線4車線化を国に要望するとともに、去る3月30日に事業許可された相馬IC（インターチェンジ）から新地IC（インターチェンジ）間の事業が円滑に進捗するよう、今後も関係機関との連携協力を図ってまいります。

原釜尾浜海水浴場について

今年も昨年に続き、去る7月17日から8月22日までの37日間、原釜尾浜海水浴場を開場し、15,376人の方にご来場いただいております。

相馬野馬追について

去る7月24日から26日の3日間、相馬野馬追が開催され、本市においては、7月24日、第33代当主、相馬和胤公の名代として相馬行胤君が総大将として、新型コロナウイルス感染症の鎮静を祈願し疫病退散と相馬野馬追の伝統継続の思いを込めて、宇多郷勢40騎の騎馬武者とのご出陣となりました。

今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、距離縮小による市内行列と同日にお上がりまで実施するなど、変則開催となりました。

市といたしましては、歴史と伝統を誇る国の重要無形民俗文化財である相馬野馬追を継承するため、今後も関係機関と協力してまいります。

中学校の部活動における活躍について

今月上旬に行われた中体連東北大会において団体および個人部門で5競技に出場し、それぞれ素晴らしい活躍を収め、さらに中村第一中学校の野球部と同中学校のソフトテニス部の女子ペアが全国大会出場を果たしております。

令和3年産米の放射性物質モニタリング検査の実施について

令和2年産の米より、避難指示などのあった12市町村を除き全量全袋検査からモニタリング検査に移行しており、令和3年産の米においても、市内8方部の各3カ所でモニタリング検査を行い、基準値超過の無いことが確認されてから出荷・販売されることとなります。

この記事に関するお問い合わせ先
秘書課 秘書係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号：0244-37-2115
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更新日：2021年08月30日