議会あいさつ(平成30年第3回)

平成30年第3回相馬市議会定例会開会

2018年09月03日

西日本を中心に 甚大な被害が発生した「平成30年7月豪雨」への本市の対応について

7月7日、災害時相互応援協定を締結し、東日本大震災発生以降、応援職員の派遣など温かいご支援をいただいている岡山県総社市と、同市と隣接する同県倉敷市から支援要請がございました。
このことから市は、総社市には、毛布2600枚と布団160セットを発送し、このうち毛布1000枚と布団百60セットを、市職員2名が市の大型トラックで直接総社市へお届けいたしました。
倉敷市には、毛布1600枚、2リットルのペットボトル飲料水972本、缶入りパン1152缶を発送し、翌7月8日には、毛布400枚を追加発送いたしました。
併せて、7月11日から、市役所や市図書館等16か所に募金箱を設置し、市民からの善意を募っているところです。
また、この募金とは別に、市内小中学校や行政区、各種団体、企業からは個別に寄付金をお寄せいただいております。
先月8月6日、7日には、私が全国市長会会長として倉敷市、総社市、広島県三原市、同県呉市を訪問し、それぞれの市長にお見舞いを申し上げるとともに、復旧、復興への取組みに関して意見交換を行いました。
また、総社市を訪問した際には、市内各種団体や小中学校から託された寄付金を片岡聡一総社市長へお渡しいたしました。
今後も、姉妹都市、友好都市、災害時相互応援協定締結都市、応援職員を派遣いただいている自治体はもとより、東日本大震災でお世話になった自治体、あるいは大規模災害により大きな被害が発生した自治体に対しては、可能な範囲で速やかに支援してまいりたいと考えております。

災害時相互応援協定の申し出について

去る7月27日、平成28年4月に発生した熊本地震の際、本市がキッチンカーの貸出支援を行った熊本県高森町より、災害時相互応援協定締結の申し出がございましたので、現在協定締結に向けて協議を進めております。

本市独自の子育て支援策となる「相馬市保育士奨学資金貸与制度」について

市は、保育士等の人材確保を目的に、保育士や幼稚園教諭の資格取得を目指す学生へ毎月の奨学資金と、入学、就職準備金を無利子で貸与する「相馬市保育士等奨学資金貸与制度」を新設することとし、関連条例を本定例会に提出いたします。
具体的には、奨学資金は月額8万円を2年間、入学、就職準備金はそれぞれ20万円を、来年4月入学の学生から貸与を開始し、卒業後3年間市内の保育園等で勤務すれば返済を免除いたします。
国では、3歳から5歳までの全ての子どもたちの保育所、幼稚園の費用の無償化等を行う方針を示しており、今後保育需要がこれまで以上に増加することも予想されることから、保育士等の確保につなげてまいりたいと考えております。

個人積算線量計D-シャトルによる外部被ばく線量測定について

市は、本年度の個人積算線量計D-シャトルによる外部被ばく線量測定を7月9日より全市民を対象に実施しております。
8月末現在、946名の市民から申込みいただき、そのうち803名の測定を完了し、現在D-シャトルに記録された情報の解析を行っております。
市といたしましては、市民御自身の正確な外部被ばく線量を把握するため、多くの市民に線量測定をしていただくよう、引き続き広報紙やホームページを通じ募集してまいります。

原釜尾浜海水浴場の再開について

震災以降、閉鎖を余儀なくされていた原釜尾浜海水浴場は、去る7月21日から8月19日までの間、8年ぶりに再開いたしました。
再開初日となる7月21日には、市内の若者たちで組織された「そうま浜まつり実行委員会」がオープニングイベントを開催し、約5000人が海水浴場に来場しました。
原釜尾浜海水浴場には、開設期間中市内外から約18000人が来場しました。
市では、同海水浴場を活用しさらなる交流人口の拡大につながるよう、関係機関と連携して取り組みを進めてまいります。

原釜尾浜海水浴場内の事故について

去る7月30日午後、川俣町の60代の男性が、海水浴場でお亡くなりになるという痛ましい事故が発生いたしました。
市では翌日から監視員の増員、注意喚起のアナウンスの回数を増やすといった再発防止策を講じました。
来年以降も多くの方に海水浴を安全に楽しんでいただけるよう、関係機関と連携しながら、安全対策に努めてまいりたいと考えています。

生涯学習関係ついて

去る7月25日、『相馬市史第九巻特別編2.民俗』が、「福島民報出版文化賞」の最高賞である「正賞」を受賞いたしました。
「福島民報出版文化賞」は、県内の優れた出版物を顕彰し、出版文化の向上を目指して、福島民報社が昭和53年度に創設したもので、自治体史の「正賞」受賞は初めてとのことであります。
本巻は、相馬市史編さん専門委員及び調査執筆員が、10年以上にわたり、500人を超える市民への聞き取り調査、市内の現地調査などを重ねながら執筆したものであり、「地域の民俗文化を網羅している」点、「柔らかい文章表現で市民に親しまれる」点などが評価され、この度の受賞となりました。
市といたしましては、多くの市民の皆さまにご利用いただける『相馬市史』となるよう、今後とも編さん事業に取り組んでまいります。

夏休み期間の子供たちの姉妹都市・友好都市との交流事業について

本年で36回目となる大樹、豊頃両町との子ども親善使節団事業は、8月4日から6日まで両町の子どもたち18名と引率者6名を本市にお迎えし、ホストファミリーとの交流等を通し、互いの理解と友好を深めることができました。
次に、毎年、実施しております流山市とのスポーツ交流のうち、少年サッカーは、本市に流山市のチームと、今年度から友好都市である稲城市のチームもお迎えし、3市による交流親善試合等を行いました。
また、少年剣道と少年野球は、本市のチームが流山市を訪問し、親善試合やレクリエーションを行い、友好の輪を広げてまいりました。

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〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2115
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更新日:2019年04月12日