【2019年7月27日】騎馬武者らが出陣 相馬野馬追開幕

出陣式で訓示する総大将

7月27日、国の重要無形民俗文化財の相馬野馬追が開幕、市内では総大将出陣式と宇多郷行列が行われました。

出陣式は、中村城跡内の相馬中村神社境内で行われ、相馬家33代当主・相馬和胤氏の長男で総大将を務める行胤(みちたね)氏が「東日本大震災からのさらなる復興を願い、全騎馬軍勢を整え、数々の武勲を挙げ、無事帰還することを希望する」と訓示。
また、令和元年という改元の年にちなみ、相馬家から次男の陽胤(きよたね)氏も出陣。

大手門より出陣する総大将

全員で出陣の盃を上げ「相馬流れ山」を斉唱しました。

その後、総大将が騎馬武者を閲兵し、陣螺(じんがい=ほら貝)の音を合図に、中村城跡の大手門から行列が出発。

甲冑(かっちゅう)に身を包み、色とりどりの指旗を背にした騎馬武者は、沿道の観客から声援を受けながら威風堂々と市内を行進しました。

28日は南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で神旗争奪戦(しんきそうだつせん)が、29日は南相馬市小高区の小高神社で野馬懸(のまかけ)が行われます。相馬市内では28日、祭場地から帰路についた宇多郷勢が市内を凱旋する「お上がり」行列が行われます。

街中を練り歩く騎馬武者
南相馬市へ向かう騎馬武者
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更新日:2019年07月27日