【2019年4月20日】元の場所に里帰り ふるさと相馬歌碑再建

ふるさと相馬の歌碑再建式典の様子
ふるさと相馬歌碑再建式典は4月20日、鵜ノ尾岬駐車場で行われ、約200人の参加者が歌碑の再建を祝いました。
東日本大震災復興祈念「ふるさと相馬」歌碑再建式典と題し、ふるさと相馬歌碑再建立実行委員会の主催。
ふるさと相馬歌碑は、ふるさと相馬を愛する会が主体となり市民らの協力を得て平成14年4月、同地内に建立されましたが、東日本大震災の津波により一時流失しました。
愛する会の渡辺満州会長と会員の必死の捜索により、8年ぶりに現地に再建立。
ふるさと相馬の歌碑再建式典の様子

式では、主催者を代表して鈴木一弘ふるさと相馬歌碑再建立実行委員会委員長があいさつし、ふるさと相馬を愛する会の渡辺会長が、「東日本大震災の津波で流され一度は探し出すことを諦めかけていましたが、やっとの思いで歌碑を探し出すことができ、元の場所に里帰りさせることができたことは、大変うれしく思います」と述べました。
続いて、来賓を代表し、立谷市長が「歌碑はこの場所のシンボルであり、元の場所に戻ってきたことは復興の一歩と感じます。再建立に感謝します」と祝辞を述べました。

ふるさと相馬の再建された歌碑
また、ふるさと相馬の曲を全国に広めた歌手のさとう宗幸さん、歌手の高橋佳生さん、歌手の庄子眞理子さんが駆け付け歌声を披露し、市民有志らの参加によるオカリナ演奏や創作ダンスなど式典に参加した市民らと一緒に歌碑の再建を喜び合い、式典を大いに盛り上げました。
歌碑は、鵜ノ尾岬駐車場のほかに、松川浦環境公園にも2015年に設置された別のものがあり、市内2カ所の歌碑は新たな観光資源として期待されます。
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更新日：2019年05月10日