元禄検地の定

げんろくけんちのさだめ
- 時代 江戸
- 年代 元禄9年(1696)
- 大きさ 31センチメートル×337センチメートル
これは元禄時代に行われた竿入に関する規程である。
元禄の検地は、明暦検地の41年後の元禄10年(1697)に行われた。明暦のときと違い、領内の打出高の多いことを期待した目的の検地で、竿も六尺五寸から六尺二寸のものを用いたため、新たな打出高が4万五千石に達し総高13万7千43石という空前のものとなった。収納が増加して、藩庫はにわかに豊になったように見えたが、やがて領民は苛税に苦しみ、次第に領内の衰微する原因の一つとなった。領民に余裕を持たせない検地であった。
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更新日:2019年03月29日