佐藤玄々作 大黒天(下絵)

だいこくてん(したえ)
- 時代 昭和
- 年代 1949年(昭和24年)
- 大きさ 73センチメートル×(掛ける)74センチメートル
紙墨軸
大黒天は佐藤玄々が好んだ題材の一つであり、関連する彫刻や画幅が数多く残されています。この大黒天の墨画は、重ねられた線の様子と落款が省略されていることから、下絵として描かれたものであることが分かります。烏帽子の飾りや大きく膨らんだ耳たぶの形などの像容は《大黒顔》や《大黒香合》との共通点を指摘することができますが、この墨画では特にその笑みが強調されているようです。
説明:宮坂慎司氏(筑波大学助教)
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更新日:2019年08月29日