佐藤玄々作 マリア観音

まりあかんのん
- 時代 ―
- 年代 ―
- 大きさ 高さ98センチメートル
石膏(せっこう)
《マリア観音》は、元はおそらく粘土で制作されたものであり、構想を練るための初期段階の作品と考えられます。それだけに、佐藤玄々の造形のあり方が窺える貴重な作品といえるでしょう。表面は荒々しく仕上げられていますが、内にはしっかりとした骨格を感じさせる凛とした作品となっています。
制作時期は分かっていませんが、昭和20年代の前半に制作されたものと予想されます。
ちなみに、マリア観音とは元々、江戸時代のキリシタン禁止令のもと弾圧を受けた人々によってマリア像に見立てて作られた観音像のことです。
説明:宮坂慎司氏(筑波大学助教)
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更新日:2019年08月29日