天明救荒録
てんめいきゅうこうろく
天明救荒録は、1783年(天明3)〜1786年にかけて、相馬地方をおそった天明の飢饉(ききん)の内容を克明に記録した貴重な資料です。
天明期の気候から不作の状況、何を食物として命をつなごうとして探し求め、かつ苦しんだのか、救援米のこと、施粥のこと、疫病流行で人の死んで行く様子、葬りもならず朽ち腐っていく情況、社寺の祈祷(きとう)、藩の焦りの様子や度々のお触書、死亡人員統計、1082年(永保2)以来の度々の飢饉の統計、諸品の値段など詳細をきわめ、同時に常々人々の心がけがいかに大事か、凶作時に対する準備を心がけねばならないことを警告しています。
これは、1833年(天保4)に紺野嘉左衛門基重が記した最も古い写本です。
指定の区別
市 有形文化財(書跡)
所有者/管理者
個人蔵
所在地
相馬市歴史資料収蔵館
指定年月日
昭和59年3月6日
- この記事に関するお問い合わせ先
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生涯学習課 文化係
〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-2278
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更新日:2019年12月23日