御仕法 中村藩の御仕法の成果
御仕法の成果
中村藩の御仕法実施の村々
郷名 | 村数 | 実施の村数(実施率%) | 完成した村数(完成率%) |
---|---|---|---|
宇多郷 | 39 | 24(実施率61.5%) | 16(実施した村のうちの完成率66.7%/村全体のうちの完成率41.0%) |
北郷 | 30 | 12(実施率40.0%) | 5(実施した村のうちの完成率41.7%/村全体のうちの完成率16.7%) |
中の郷 | 41 | 14(実施率34.1%) | 8(実施した村のうちの完成率57.1%/村全体のうちの完成率19.5%) |
小高郷 | 32 | 14(実施率43.8%) | 10(実施した村のうちの完成率71.4%/村全体のうちの完成率31.3%) |
北標葉郷 | 25 | 20(実施率80.0%) | 11(実施した村のうちの完成率55.0%/村全体のうちの完成率44.0%) |
南標葉郷 | 29 | 16(実施率55.2%) | 5(実施した村のうちの完成率31.3%/村全体のうちの完成率20.0%) |
山中郷 | 30 | 1(実施率3.3%) | 0 (実施した村のうちの完成率0.0%/村全体のうちの完成率0.0%) |
計 | 226 | 101(実施率44.7%) | 55(実施した村のうちの完成率54.5%/村全体のうちの完成率24.3%) |
中村藩の御仕法の成果
項目 | 成果 | 費用 |
---|---|---|
1当初の予定を超えた米の収穫 | 248,220俵(約20,000トン、約2カ年分の年貢米にあたる) | |
2荒地の開墾面積 そのうち水田分 |
1,379町歩 (約1,462ヘクタール) 1,040町歩 (約1,102ヘクタール) |
21,180両余 |
3堤防や堰の構築 | 100余カ所 | 1,040両余 |
4溜池・堤(用水池)の構築 | 692カ所 | 14,900両余 |
5用水堀の大工事 | 8カ所 | 15,930両余 |
6用水堀の開発(小規模のもの) | 数百カ所 | 1,090両余 |
7奨励金[賞与金]として与えた金額 | 6,670両余 | |
8新しく家を造って与えたもの | 573戸 | 20,050両余 |
9修繕した家 | 881戸 | 4,400両余 |
10もみを蓄える倉庫の新築 | 52棟 | 2,600両余 |
11馬小屋の新築 | 1,053棟 | 10,300両余 |
12灰小屋を造ったもの | 747棟 | 馬小屋の分に含む |
13生活困窮者へ与えた食糧米 生活困窮者へ与えたお金 |
14,820俵 320両余 |
|
14飢饉に備えて与えた米や粟など | 71,243俵 | |
15年貢米の増収分 | 102,872俵 | |
16無利息で貸与したお金 無利息で貸与した米 |
20,439両余 15,000俵 |
|
17戸数の増加 | 1,135戸 | |
18人口の増加 (天明の飢饉後の人口に対し) |
21,715人 |
(『図説・野馬追の里歴史民俗資料館常設展示』より)
中村藩宇多郷坪田村御仕法の成績
- 発業年月日 弘化2年12月3日
- 仕上年月日 安政2年1月19日
- 総事業費 金3,876両余 米4,987俵余
- 発業時戸数 121戸 608人
- 仕上後戸数 141戸 863人(文久1年現在)
項目 | 取扱米・金(費用) |
---|---|
仕法土台米金のうち
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50両 1,102俵7斗4升5合 619両2分、銭5貫978文 55両1分、銭1,883貫330文 |
本業出精奇特人表彰 7回281人、鍬281枚、鎌562枚 |
322両2分、銭125貫343文 |
困窮人へのお救米金 9回、のべ306人 |
431俵2升5合、銭830文 |
馬屋新築8回52軒・屋根替14軒分 便所新築6回51軒分 灰小屋新築・屋根替3回13軒分 |
71両3分1朱、銭552貫229文 48両1分、銭29貫856文 15両2分3朱、銭11貫71文 |
新軒取立夫食米・農具・家財手当 13回14軒分のべ62人 |
421俵1斗3升8合1勺 12両1分2朱、銭90貫711文 |
本屋屋根替 10回64軒分 |
154両2朱、銭309貫31文 |
屋根大破 7回60軒分手入 |
14両1分、46貫217文 |
本屋大破につき29軒手入 (壁、障子等) |
3両、銭63貫557文 |
本屋新家作7回17軒分 | 103両2分2朱、銭719貫280文 |
荒地田畑開発賃金 10町8反3畝5歩 | 58両2朱、銭122貫735文 |
新古堤36か所 用水堀7か所普請、修理 (今田新堤・下高松新堤・さぶくら新堤・台町新堤・今田八郎兵衛堤・山田堤・台町東江筋・坊山用水堤・坊山新江・坪田堰江筋・高松向霞田排水新堀282間など) |
141両3分、銭122貫735文 |
次男建取扱8軒分 | 120俵、80両 |
日掛縄ない積立戻し、ならびに倍数下され分 | 積立分戻し358両1分2朱、銭3貫555文倍返し358両1分2朱、銭3貫555文 |
御仕法世話村役人へ褒美 29人分 |
200俵、2両3分2朱 |
無利息5か年賦貸付 9回のべ170人分 |
693両2分1朱 |
非常蔵普請1棟分 | 38両1分、銭95貫451文 米12俵1斗5升2合5勺 |
救荒備蓄米(籾)積立 | 2,058俵(4,464俵のうち) |
信切米扱109人 | 24俵2斗8升6合 |
加入米金戻し26人 | 132俵1斗8升、19両2朱、銭35貫510文 |
新道の土橋普請 | 米4俵、銭808文 |
不毛地へ杉植林6,835本分 | 3両2朱、銭505文 |
開発畑へ茶植立 | 2朱、銭140文 |
御仕法建ての農家

生活に困っている農民に家屋の修理助成を行い、さらに仕事への意欲を高めるため、抽せんで家屋を造って与えました。家屋の新築は573戸にもなりました。
ほうびの品
御仕法実施のとき、その村の働き者を投票によって選び、ほうびとして鍬や鎌などの農具や「報徳訓」などの掛軸を与えました。
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生涯学習課 文化係
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福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
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更新日:2019年03月29日