「生理の貧困」について考えてみませんか?
「生理の貧困」とは
「生理の貧困」という言葉を知っていますか?「生理の貧困」とは、経済的な理由などから、生理用品を入手することが困難な状態にあることをいいます。
女性特有の生理用品などにかかる費用は、1月で約500~1,200円、生涯で約40万円かかるといわれています。
「それぐらい払えないの?」と、同性である女性からもなかなか理解されない「生理の貧困」ですが、国の調査では、回答者の8.1パーセントが生理用品の購入・入手に苦労したことがあると答えています。
(出典)「生理の貧困」が女性の心身の健康等に及ぼす影響に関する調査=厚生労働省2022年2月
問題の背景としては、経済的理由のほかにも、親に頼めないといった、生理を話題にしにくい風潮があります。
性別にとらわれず、だれもが自分らしく暮らせる社会を実現するため、「生理の貧困」について考えてみませんか?
生理用品の入手に困っている人とは
国の調査では、生理用品の入手に苦労すると答えた方は、年齢別では10~20代、世帯年収別では300万円未満の方が多い結果となりました。
限られた収入やこづかいの中では、食費や通信費、学費などが優先され、生理用品の優先度が低いという調査結果もあります。
(出典)日本のユース女性の生理をめぐる意識調査結果=国際NGOプラン・インターナショナル2021年4月
また、父子家庭で父親に言いにくい、母親と折り合いが悪く頼めないなど、家庭の事情で生理用品の入手ができない人もいます。
困ったときの対処方法
国の調査で、生理用品の入手に苦労したことがある方の多くが、生理用品の長時間利用や、トイレットペーパー、ティッシュなどでの代用していることが分かりました。
その結果、70パーセント以上の女性が、かぶれやかゆみなどの症状に悩まされています。
詳しくは下記のホームページを確認ください
生理用品の入手で困ったときは
経済的な理由などで生理用品の入手が困難となる「生理の貧困」は、女性の健康や尊厳に関わる重要な課題です。
市は、「生理の貧困」で困った女性を支援するため、生理用品を準備しています。
(注意)数には限りがあり、なくなり次第終了となります。
配布場所
- 市役所1階=生涯学習課など
- 図書館2階カウンター
- 総合福祉センター(はまなす館)内=市社会福祉協議会
配布内容
生理用品(以下のいずれか)
- 昼用20個入り1パック
- 夜用ナプキンと昼用ナプキンのセット
(注意)内容は変更になる可能性があります。また、内容は選べません。
配布方法
市役所1階生涯学習課など
1階トイレおよび生涯学習課窓口に設置されたカードを窓口で提示ください。
声に出さずに受け取れます。
名前なども確認しませんので安心ください。
そのほか、1階西側トイレ内にも小分けの生理用品を設置しています。
図書館2階カウンター
貸出カウンターに声を掛ける、または2階トイレに設置されたカードを提示ください。
名前なども確認しませんので安心ください。
そのほか、2階トイレ内にも小分けの生理用品を設置しています。
総合福祉センター(はまなす館)=市社会福祉協議会
市社会福祉協議会窓口に問い合わせください。
配布する生理用品のイメージ
(内容は変更となる可能性があります)
生理用品引き換えカード
- この記事に関するお問い合わせ先
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生涯学習課 生涯学習係
〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-2187
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更新日:2023年08月16日