みんなで止めよう!地球温暖化
地球温暖化とは?
地球温暖化とは、人間活動の拡大により二酸化炭素(CO2)、メタン、亜酸化窒素など温室効果ガスの大気中の濃度が増加し、地表面の温度が上昇することです。IPCC(注釈)の報告によれば、温室効果ガスの濃度が現在の増加率で推移した場合、21世紀末までに地球全体の平均気温が1.1〜6.4℃上昇すると予測しています。
(注釈)IPCCとは:「気候変動に関する政府間パネルの略」で、1988年にWMO(世界気象機構)とUNEP(国連環境計画)の下につくられた科学者の集まりです。
なぜおこるの?
地球温暖化は次のような仕組みで起こるとされています。
- 太陽から届く日射エネルギーの7割は、大気と地表面に吸収されて熱に変わります。
- 地表面から放射された赤外線の一部は大気中の温室効果ガスに吸収され、地表を適度な温度に保っています。
- 人間の活動により、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増加し、これまで以上に地表から放出された赤外線が温室効果ガスに吸収され、再び放出される結果、地表の温度が上昇してしまうのです。
(注意)イメージ出典「地球温暖化パネル」。
温暖化による影響!
- 海面上昇
海水が膨張したり、氷河が溶け、海面が18~59センチメートル上昇すると考えられています。 - 異常気象の増加
気候が変化し、大規模な洪水、干ばつの増加、台風の強力化などが予測されています。 - 食料生産への影響
世界の多くの地域で穀物生産量が減少。食料自給率が常に低い日本にとって、大きな影響が心配されています。 - 生態系の破壊
適応できない一部の動植物の絶滅。分布や植生、生息域の変化が予測されています。 - 健康への影響
感染症の病気の媒介動物や病原菌の数、分布が変化し、日本でもマラリヤやデング熱などの病気が拡大する恐れがあります。また激しい熱波が増加し、暑さのため死亡する人や体調をこわす人などが急増すると予測されます。
(注意)イメージ出典「地球温暖化パネル」。
家庭で出来る省エネ!
私たちの生活を見直し、二酸化炭素の排出を減らすためにはどうすればいいのでしょうか。まず、ここで挙げた10の取り組みのうち、できるものから始めてみましょう。
冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定しましょう
カーテンを利用して太陽光の入射を調整したり、クールビズやウォームビズを取り入れたりすることで、できる限り冷暖房機に頼らないで過ごしましょう。
- 年間約31キログラムのCO2の削減:年間で約2,000円の節約
週2日ノーマイカーデーを実施しましょう
通勤や買い物の際にバスや自転車を利用しましょう。
- 年間約185キログラムのCO2の削減:年間で約8,000円の節約(往復8キロで)
1日5分のアイドリングストップを実施しましょう
駐車や長時間停車する時は、車のエンジンを切りましょう。
- 年間約39キログラムのCO2の削減:年間で約2,000円の節約
待機電力を90%削減しましょう
主電源を切りましょう。長時間使わない時は、コンセントを抜きましょう。家電製品の買い替えの際には待機電力の少ないモノを選ぶようにしましょう。
- 年間約87キログラムのCO2の削減:年間で約6,000円の節約
シャワーを1日1分家族全員が減らしましょう
身体を洗っている間、お湯を流しっぱなしにしないようにしましょう。
- 年間約65キログラムのCO2の削減:年間で約4,000円の節約
風呂の残り湯を洗濯に使いましょう
洗濯や庭の水やりの他、トイレの水に使っている人もいます。残り湯利用のために市販されているポンプを使うと便利です。
- 年間約17キログラムのCO2の削減:年間で約5,000円の節約
ジャーの保温を止めましょう
ポットやジャーの保温は利用時間が長いため、多くの電気を消費します。ごはんは電子レンジで温め直すほうが電力の消費は少なくなります。
- 年間約31キログラムのCO2の削減:年間で約2,000円の節約
家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らしましょう
家族が別々の部屋で過ごすと、暖房も照明も余計に消費します。
- 年間約240キログラムのCO2の削減:年間で約11,000円の節約
買い物袋を持ち歩き、包装されていないの食品を購入しましょう
トレーやラップは家に帰れば、すぐゴミになってしまいます。買い物袋を持ち歩けばレジ袋を減らせます。
- 年間約58キログラムのCO2の削減:資源節約
テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らしましょう
見たい番組だけを選んで見る習慣をつけましょう。
- 年間約13キログラムのCO2の削減:年間で約1,000円の節約
環境家計簿に取り組みましょう!
環境家計簿とは
地球温暖化の主な原因となっている二酸化炭素の排出量を計算するための家計簿です。
二酸化炭素排出量が、京都議定書で定められた基準年度(1990年)より増加しており、これまで以上に地球温暖化問題解決のため市民一人ひとりの取り組みが不可欠です。「ふくしまの環境家計簿」をつけて家庭でのエネルギーの使用、生活のあり方を見直してみませんか。
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生活環境課 生活環境係
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福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
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更新日:2023年04月11日