【2023年10月30日】人口減少社会を考える 山崎史郎氏公開講座

講演の様子

山崎史郎氏公開講座は10月30日、市民会館で開催され、相馬地方の市町村議会議員および幹部職員ら約300人が参加しました。

内閣官房参与(社会保障・人口問題)兼内閣官房全世代型社会保障構築本部総括事務局長である山崎史郎氏を講師に迎え、「人口減少社会を考える―未来への責任―」と題して講演が行われました。

講演では、人口減少がもたらす影響や日本の現状について他国と比較したデータが提示されたほか、人口減少対策として何をすべきかなどが説明されました。

講演の様子2

山崎氏は、「人口減少を止めることはできず、即効薬のような政策はありません。出生率を回復させ、人口減少のスピードを緩和させるなど、「人口の定常化」を目指す必要があります。日本は、出産に伴う女性の退職や非正規雇用化などによる収入減少のほか、職場に迷惑をかけられないという日本ならではの慣習によって育児休暇を取得しないなど、出生率低下の原因となる問題があります。出生率回復のためにも、国だけではなく企業などのトップが育児休暇取得推進などの方向性を示し、仕事と子育ての両立をサポートしていくことが重要です」と述べました。

参加者たちは、メモを取りながら、山崎氏の講演を熱心に聞いていました。

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更新日:2023年11月02日