【2025年1月12日】相馬市成人式~二十歳のつどい~
このページは、市長がいろいろなところで話した内容を紹介するページです。
本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。
相馬市成人式~二十歳のつどい~
成人、おめでとうございます。私は今、14年前のことを思い出しておりました。
皆さんは小学校入学を前にして、東日本大震災という未曾有の災害を経験しました。特に震災で辛い思いをした皆さんが今日、このように成人の日を迎え、立派に成長されたことは、我々にとって非常に喜ばしいことです。
震災当時、私は消防団に対して、内陸部で倒壊家屋からの被害者救出、沿岸部で津波発生時の高台避難誘導を指示しました。相馬市では津波被災者が5,400人であり、そのうち458人が犠牲となりました。その中には10人の消防団員も含まれています。消防団員に限らず、犠牲となった方は、遺す子どものことが心残りだろうと思っています。
私は、彼らの気持ちに応えるため、 東日本大震災で親を亡くした子どもたちに対して奨学資金を支給し、学業支援を行う条例を制定しました。子どもたちが強く生きていくためには教育が大切だと思っております。
これから皆さんは、大人として社会に羽ばたいていくことになります。人生の在り方や過ごし方は人それぞれですが、今まで皆さんを支えてくれた多くの人たちの思いを胸に抱きつつ、前を向いて進んでいただきたいと思います。
厳しい時代を乗り越え、こうして成人式を迎えられたことは大変素晴らしいことです。皆さんの成長を心から祝福し、これまでの努力に敬意を表します。そして、これからも相馬市を代表して皆さんの頑張りを期待しています。
本日は誠におめでとうございました。
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更新日:2025年02月17日