【2018年07月21日】原釜尾浜海水浴場 海開き、相馬浜まつりオープニングセレモニー

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

2018年07月21日

みなさんこんにちは。震災から7年の間、我々はこの海水浴場をなんとかしたい、なんとか再開できないかをずっと考え協議の日々を過ごしてまいりました。危険とどうやって向き合うかということも大きなテーマでした。ようやく港湾施設や避難道路など、皆さんが安全に海水浴を楽しんでいただける環境が整ってまいりました。震災後の海中そして海辺はガレキがたくさんありました。砂浜の砂も津波に流されたところもありました。それらの問題に対して、福島県の皆さんに大変頑張ってもらいました。

また、我々はこの4年間、海中と砂浜の放射線量をずっと測定してまいりました。今の数値は全く問題がございません。それらの安全性をしっかりと確認したうえでの海開きでございます。

待ちに待った海開きをイベントで盛り上げてくださる実行委員の皆さん、今日までの準備など本当にお疲れ様でした。皆さんにこうやって記念すべき今日を盛り上げていただくことは、市長として大変嬉しく、相馬の歴史の1ページに残ることだと思います。

また、この海では多くの方々が震災でお亡くなりになりました。先ほどは黙とうで始まりましたが、平成23年5月11日には、この場所で天皇皇后両陛下に犠牲者の為に黙礼を賜り、そして先日の6月11日には慰霊碑に献花を賜りました。両陛下に復興の祈りを捧げて頂きました。そうやって多くの方々の気持ちと支え、ご努力をもって本日このように海水浴が再開できますことを相馬市長として喜びに堪えません。

今年の夏は暑いです。福島市など市外のお客様も多くいらっしゃることと思います。どうぞ多くのお客様を温かくお迎えいただいて、この地域の活性化につなげて頂ければ幸いです。皆さんが楽しく安全に海水浴を楽しんでいただけますようお祈り申し上げ、市長としての喜びの挨拶にかえたいと思います。