【2018年07月10日】子どもたちのための無償化実現に向けた全国市長会緊急フォーラム

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

2018年07月10日

一カ月前の私の全国市長会会長就任挨拶の中で、国から言われるのを待っているのではなく、国と一緒になって政策を作り上げていかなくてはならないのだということを述べさせていただきました。その日の午後に新しい正・副会長で就任挨拶の訪問を行いましたが、3人の副会長が私の背中をごそごそと押すのです。「国は教育の無償化を来年の10月から始めると簡単に言っていますが、実行部隊である自治体からすると非常に困難な作業だ」ということを会長としてしっかりと政府に言ってくれと言うのです。まったくその通りです。支給対象や方法も決まってないですし、そもそも実行する我々を無視して話が進んでいました。それで私は政府の方々に、技術的に来年10月からの実施は非常にきびしいことであり、実行部隊の我々の事情を聴いたうえで、一緒に協議をして進めていただきたいと話してまいりました。

本日は、内閣府・文部科学省・厚生労働省からもご出席をいただきながら、市長の皆様のご意見を丁寧にお伺いして参ろうと思っております。こういった政策は、我々実行部隊である基礎自治体と国の間で協議を重ね、適切な進め方をしていかなくてはなりません。今日のフォーラムでまとめたものを整理して、全国市長会として国に対してしっかりと申し上げながら協議を進めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。