【2018年04月21日】松川大洲地区海岸・大浜地区海岸・市道大洲松川線合同竣工式

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

2018年04月21日

地元の市長としまして、心から御礼を申し上げます。

震災の翌朝、この地域に足を運び現地を確認しました。道路上の漁船など、多くのガレキが重なり合ってなかなか歩みを進めない状況でした。そのガレキをちょっと超えたところで、松川浦を見渡しました。奥に見えた大洲海岸の方角からは波が寄せる海が見えました。その時、あの美しい大洲海岸が津波で消滅したのだと思いました。今日のように非常に天気の良い日でしたが、今でも忘れられない非常にショッキングな光景でした。

あれから7年です。さきほど太鼓を披露してくれた子ども達は小学生ですが、震災があったのは彼らが生まれて間もないころだったと思います。この相馬市が震災からの復興と向き合う中で、彼らはあのように順調に成長してくれました。大変感慨深い思いをもって太鼓を聞いていました。

一週間前のプレイベントでこの道路を歩きましたが非常に快適で美しい道路に復活しています。原釜・松川地区と磯部地区を結ぶこの道路の再開が無い限り、浜の復興再生の姿はあり得ないと考えていました。復興事業には色々なものがありますが、やはり元に戻ることが基本中の基本です。そういった意味ではこのように立派な道路で復活してくれたことに大変ありがたい思いを抱いておりますし、地元としてはこの上ない喜びです。

ここに至るまで、県や国の皆様からは多くの支援を頂きました。国会議員、県会議員の先生方にもお世話になりました。そして相馬市議会議員の皆様にも頑張って頂きましたが、何よりも地元のみなさんが復興するんだという強い意志でこの7年間頑張ってきたことが、私は一番大きな力だったのだと思っています。

これからも被災地としてしっかり頑張って行くことが、今回お世話になった方々への最大の恩返しだと思っておりますので、これからもしっかりと復興に取り組んで参ることをお誓い申し上げまして相馬市長としての挨拶にかえさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。