【2018年01月19日】第17代相馬市長就任式

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

2018年01月19日

先程は皆さんからご歓迎をいただきしまして、第17代相馬市長に就任いたしました。16年前に就任した時のことを思い出しながら、皆さんと握手を交わしました。あの時は、「従来の考え方の改革」が公約の一つでしたので、とにかくこの市役所を変えるんだという強い決意を持って登庁しました。あれから16年が経ち、みなさんの仕事ぶりも変わり、目指していた改革が進んだのではないかと思っています。特に震災後の6年10カ月間は、皆さんの汗と涙の6年10カ月でしたけれども、反面、非常に皆さんが力をつけた期間だったと思っています。その力を将来に向かって十分に発揮してもらいたいと思っています。

さて、これからの4年間で何を行うかです。これまで構築してきた市役所体制にさらに磨きをかけて取り組んでいくものが復興の仕上げです。しかしながら、風評被害など難しい課題が4年で解消するとは思っておりません。ただし、我々が努力できることはこの4年の間に全力を挙げて取り組んでいかなくてはならないと思っています。そして、復興に伴う事業も一つ一つ完成させながら、相馬市が30年後50年後も健全に存続できるよう、新しい相馬の礎を築いてまいりたいと思っています。

それから就任に際して一つだけ皆さんへ伝えたいことは、接遇についてです。相馬市役所の接遇については良くできていると思っています。新しい市役所庁舎になって、1階フロアにコンシェルジュが立つようになりましたが、私が指示したのではなく、職員の皆さんが自発的に市民サービスの一環として始めたこと。これは大変素晴らしいことです。その意識を、別な目線でもう一歩前に進めることを提案したいと思います。
我々は、市役所庁舎をはじめ色々な公共施設を管理しています。管理も重要な仕事の一つではありますが、今後は、市民の皆さんがより気軽に使いやすい施設になるように、「どうぞお使いください」という気持ちで物事を考えてください。この意識を強く持つことで、市民サービスの向上につながっていくものと思っています。

これからの4年間、復興はもちろんですが新しい時代の礎をつくるんだという気持ちで頑張っていただきたい。そして未来に向かって走っていいただきたい。それが私からの第17代市長就任にあたって、皆さんへのお願いであり、私の決意表明であります。