全国学力・学習状況調査の結果について
文部科学省では、全国的に子どもたちの学力や学習意欲、生活習慣などを調査する「全国学力・学習状況調査」を平成19年度から実施しています。調査対象は小学校6年生、中学校3年生で、調査内容は次のとおりです。
教科に関する調査
出題される内容の観点は、以下のとおりです。
- 身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など。
- 知識・技能を実生活のさまざまな場面に活用する力や、さまざまな課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力など。
質問紙調査
学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面などに関して調査するものです。
調査結果のとらえ方
全国学力・学習状況調査で測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面です。
令和8年度の調査結果(教科に関する調査)
令和8年4月23日に実施された令和8年度全国学力・学習状況調査の「教科に関する調査」の結果を公表します。
実施教科は以下のとおりです。
小学校
- 国語
- 算数
中学校
- 国語
- 数学
- 英語 (「話すこと」の調査については、各学校で指定した日に実施)
教科に関する調査結果(小学校6年生)
以下、各教科の平均回答率を、相馬市、福島県(公立)、全国(公立)ごとに棒グラフで標記しています。

| ― | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 相馬市 | 68.0 | 64.0 | 68.0 | 61.0 |
| 福島県(公立) | 67.0 | 66.0 | 65.0 | 59.0 |
| 全国(公立) | 67.2 | 67.7 | 66.8 | 60.9 |
| ― | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 相馬市 | 62.0 | 54.0 | 59.0 | 56.0 |
| 福島県(公立) | 61.0 | 60.0 | 55.0 | 54.0 |
| 全国(公立) | 62.5 | 63.4 | 58.0 | 56.4 |
以下、各教科の平均正答率の推移を折れ線グラフで、相馬市、福島県(公立)、全国(公立)ごとに表記しています。


調査結果概要
- 国語は、平均正答率61パーセント(県:59パーセント、全国:60.9パーセント)であり県平均を2.0ポイント上回っています。
- 算数は、平均正答率56パーセント(県:54パーセント、全国:56.4パーセント)であり県平均を2.0ポイント上回っています。
本市児童の強み
【国語】
- 複数の情報を読み取り、目的や意図に応じて自分の考えを書き表す「情報の扱いに関する事項」の平均正答率が全国平均を上回っています。
- 「読むこと」「書くこと」の平均正答率がそれぞれ全国平均を上回っており、「話すこと・聞くこと」では、全国と同等であり、県平均を上回っています。
- 評価の観点では、「知識・技能」「思考・判断・表現」の平均正答率がそれぞれ全国平均を上回っています。
- 問題形式では、「短答式」「記述式」の設問の平均正答率がそれぞれ全国平均を上回っています。
- 無解答率では、全ての設問で全国平均より低くなっています(13問中13問)。
【算数】
- 「データの活用」「図形」の領域の平均正答率がそれぞれ全国平均を上回っています。
- 評価の観点では、「思考・判断・表現」の平均正答率が全国平均を上回っています。
- 問題形式では、「記述式」「選択式」の設問の平均正答率がそれぞれ全国平均を上回っています。
- 無回答率では、ほとんどの設問で全国平均より低くなっています(16問中15問)。
【用語】
- 「短答式」:比較的短い文章によって解答するもの(本文中からの抜き出し、数値、数式など)。
- 「記述式」:答えの求め方や考え方、解釈や評価などを文章で解答するもの。
本市児童の課題
- 国語において、「言葉の特徴や使い方に関する事項」や問題形式の「選択式」の平均正答率が全国平均を下回っています。特に、「目的に応じて必要な情報を見付ける問題」や「資料を活用した表現の工夫を読み解く問題」に課題があります。
- 算数において、「変化と関係」や「数と計算」、「測定」の領域や、評価の観点の「知識・技能」、問題形式の「短答式」において、平均正答率が全国平均を下回っています。特に、「割合と比較量から基準量を求める問題」や「基準量・比較量・割合の関係が正しく表された図を選ぶ問題」、「整数と小数の計算や体積の意味などの基礎的な理解を問う問題」に課題があります。
教科に関する調査結果(中学校3年生)
以下、国語および数学の平均回答率、英語のIRTスコアを、相馬市、福島県(公立)、全国(公立)ごとに棒グラフで表記しています。
【用語】
「IRTスコア」:テスト結果から一人ひとりの能力を詳しく測る仕組みです。問題の特徴や難しさを考慮して評価を行います。


| ― | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 相馬市 | 67.0 | 54.0 | 53.0 | 61.0 |
| 福島県(公立) | 69.0 | 57.0 | 53.0 | 62.0 |
| 全国(公立) | 69.8 | 58.1 | 54.3 | 63.9 |
| ― | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 相馬市 | 43.0 | 42.0 | 43.0 | 51.0 |
| 福島県(公立) | 46.0 | 48.0 | 45.0 | 53.0 |
| 全国(公立) | 51.0 | 52.5 | 48.3 | 57.0 |
以下、平均正答率の推移(国語および数学)を折れ線グラフで表記しています。


調査結果概要
- 国語は、平均正答率61.0パーセント(県:62.0パーセント、全国:63.9パーセント)であり県平均を1.0ポイント下回っています。
- 数学は、平均正答率51.0パーセント(県:53.0パーセント、全国:57.0パーセント)であり県平均を2.0ポイント下回っています。
- 英語は、平均IRTスコア449(県:472、全国:499)であり県平均を23ポイント下回っています。
(注意)IRTスコアは500が基準です。
本市生徒の強み
【国語】
- 問題形式では、「記述式」の設問の平均正答率が全国・県と同等でした。特に、「互いの立場や考えを尊重しながら話し合い、結論を導くために考えをまとめることができるか」を問う記述式問題の平均正答率が全国平均を上回っています。
- 無回答率では、多くの設問で全国平均より低くなっています(14問中9問)。
【数学】
- 「問題場面における考察の対象を明確に捉えているか」を問う問題の平均正答率が全国平均を上回っています。また、「事柄が成り立つ理由を文字を使って説明するための方針を立てることができるかどうか」を問う問題の平均正答率が全国平均を上回っています。
本市生徒の課題
- 国語では、「情報の扱い方に関する事項」や「言葉の特徴や使い方に関する事項」では、平均正答率が全国平均を下回っています。特に「目的や場面に応じて集めた材料を整理し伝え合う内容を検討する問題」や「段落相互の関係を明確にし文章の展開を工夫する問題」、「目的に応じて必要な情報に着目して要約し内容を解釈する問題」に課題があります。
- 数学において、「数と式」「図形」「関数」「データの活用」の全ての領域で平均正答率が全国平均を下回っています。特に「図形」と「データの活用」は全国との差が大きくなっています。中でも「起こり得る場合を整理して確率を求める問題」や「考察の対象となる角を文字式で表す問題」、「累積度数を求める問題」、「度数分布多角形の特徴を基に判断の理由を説明する問題」に課題があります。
- 無回答率においては、問題形式が「短答式」「記述式」の問題について、全国平均を上回っています。
- 国語と数学では、正答数が少ない下位の割合が高くなっています。国語、数学とも多くの設問で全国平均を下回っています。
質問紙調査結果概要
市の児童・生徒の強み
生活に関すること
- 小学生では、「寝る時刻や起床時刻が毎日同じである」の割合が全国平均と同等であり、規則正しい生活を送っている児童が多い傾向にあります。
- 小・中学生ともに「人の役に立つ人間になりたいと思う」「学校に行くのが楽しい」の割合が全国よりも高い傾向にあります。
- 小学生では、「朝食を毎朝食べている」「将来の夢や目標を持っている」「友達関係に満足している」「地域や社会をよくするために何かしてみたい」の割合が全国より高い傾向にあります。
- 中学生では、「自分には良いところがある」の割合が全国よりも高い傾向にあります。
学習に関すること
- 小・中学生とも「先生がわかるまで教えてくれる」の割合が全国よりも高い傾向にあり、教師の親身な指導が伺えます。
- 小学生では「国語が好き」、中学校では「国語が好き」「数学が好き」の割合が全国より高い傾向にあります。
- 小・中学生とも「分からないことや詳しく知りたいことがあったとき、自分で学び方を考え工夫している」「授業で学んだことを、次の学習や実生活に結び付けて考えたり、生かしたりしている」の割合が全国よりも高い傾向があります。
- 小学生では、国語、算数、中学校では国語において、記述式の問題で最後まで書こうと努力した児童・生徒の割合が全国よりも高い傾向があります。
- 小・中学生とも「総合的な学習の時間では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいる」の割合が全国よりも高い傾向があります。
- 小学生では、「英語の勉強は得意」「英語の勉強は好き」の割合が全国より高い傾向があります。
家庭学習に関すること
- 小学生では、授業以外の1日当たりの勉強時間(塾や家庭教師、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)において、「平日・休日とも1時間以上2時間未満」の割合が全国よりも高い傾向にあります。
- 中学生では、授業以外の1日当たりの勉強時間(塾や家庭教師、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)において、「平日1時間以上2時間未満」の割合が全国よりも高い傾向にあります。
市の児童・生徒の課題
生活に関すること
- 小・中学生とも「スマートフォン等での動画視聴やSNS閲覧を2時間以上している」の割合が全国よりも高い傾向があり、「3時間以上している」の割合は小学校で約3割、中学校で約5割となっています。
- 中学生では、「朝食を食べている」「毎日、同じ時間に起きている」の割合が全国よりも低い傾向にあり、規則正しい生活習慣に課題があります。
- 中学生では、「友達関係に満足している」「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思う」の割合が全国よりも低い傾向にあります。
学習に関すること
- 小・中学生とも「ICT機器を使って情報を整理する(図、表、グラフ、思考ツールなどを使ってまとめる)ことができる」「ICT機器を使って学校の活動でプレゼンテーション(発表のスライド)を作成することができる」の割合が全国よりも低い傾向にあります。
- 小学生では、「ICT機器で文章を作成する(文字、コメントを書くなど)ことができる」「インターネットを使って情報を収集する(検索する、調べるなど)ことができる」の割合が全国より低い傾向にあり、ICT機器の活用に課題が見られます。
- 中学生では、「自分の考えがうまく伝わるよう工夫して発表する」「課題解決に向けて、自分で考え自分から取り組む」の割合が全国よりも低い傾向にあり、自ら考え、表現する力を高める必要があります。
- 中学生では、数学の記述式の問題について、最後まで書こうと努力した生徒の割合が全国よりも低い傾向にあり、無解答率が高くなっています。
家庭学習に関すること
- 小学生では、授業以外の1日当たりの勉強時間(塾や家庭教師、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)において、「休日2時間以上3時間未満」「平日休日3時間以上」の割合が全国よりも低い傾向にあります。
- 中学生では、「休日1時間以上2時間未満」「平日休日2時間以上3時間未満」「平日休日3時間以上」の割合が全国よりも低い傾向にあります。
- 小・中学生とも「家にどのくらいの本がありますか(26冊以上)」の児童・生徒の割合が全国よりも低い傾向にあります。
詳細は以下のとおり
令和8年度 全国学力・学習状況調査 質問紙回答(小学校・一部抜粋) (PDFファイル: 186.1KB)
令和8年度 全国学力・学習状況調査 質問紙回答(中学校・一部抜粋) (PDFファイル: 187.4KB)
過去の結果
令和7年度全国学力・学習状況調査 質問紙回答(小学生・一部抜粋) (PDFファイル: 611.1KB)
令和7年度全国学力・学習状況調査 質問紙回答(中学生・一部抜粋) (PDFファイル: 633.8KB)
令和6年度全国学力・学習状況調査 質問紙回答(小学生・一部抜粋) (PDFファイル: 620.3KB)
令和6年度全国学力・学習状況調査 質問紙回答(中学生・一部抜粋) (PDFファイル: 620.6KB)
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学校教育課 学校教育係
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福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
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更新日:2026年09月07日