抗体価検査

市は5月24日、市の新型コロナワクチン集団接種の課題や接種による副反応などを検証し、今後の感染症対策に活かすことを目的に「相馬市新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンター」を設置しました。

市、相馬郡医師会、医療関係有識者が連携して検証を行い、対策を検討します。

抗体価検査の実施

市は、公立大学法人福島県立医科大学の協力の下、新型コロナワクチン2回目接種後の市民の抗体量の推移を調査しています。
この度、第1回目の調査結果が下記のとおりまとまりましたので、お知らせします。
なお、今後抗体価検査は12月、令和4年3月、6月、9月に継続して実施する予定です。
市では、その都度検査結果を市民の皆さんにお知らせしていきます。

この抗体価検査は、公立大学法人福島県立医科大学が主管する「福島県の被災地域における医療者と高齢者の、ワクチン接種間隔と抗体保有率についてのコホート研究」(AMED)の一環として行われます。

第1回抗体価検査結果(11月2日更新)

本検査結果から、身体がコロナワクチンに反応していることの目安となる「抗S抗体」、身体がコロナウイルスから身を守る力があることの目安となる「中和活性」とも、ワクチン接種後時間が経過するとともに減少することや、年齢や性別などによって数値にばらつきがあることなどが分かりました。
今回の結果とこれまでの国内外の研究などから、現時点でワクチン接種による重症化の予防効果は変わらないものの、感染予防効果が下がっている状況です。
市民の皆さんには、これまで同様に、外出時や会話時のマスクの着用、こまめな手洗いや手指消毒の徹底、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保といった基本的な感染症対策を徹底していただくようお願いします。

(補足)抗S抗体とは、抗スパイクタンパクと言います。ウイルスの外側にある突起に対する抗体で、新型コロナウイルスの感染やワクチン接種により上昇します。身体がワクチンに反応しているかどうかの目安になります。

(補足)中和活性とは、ワクチンによって出来た抗体によって、身体が新型コロナウイルスから身を守る力があるかを調べる検査です。新型コロナウイルスの感染やワクチン接種により上昇します。

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〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2120
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更新日:2021年11月02日