佐藤玄々作 救世観音

佐藤玄々作 救世観音の写真

ぐぜかんのん

  • 時代 ―
  • 年代 ―
  • 大きさ 高さ18センチメートル

石膏(せっこう)

一見して《法隆寺東院夢殿 救世観音像》を思わせる作品で、佐藤玄々が古典によく学んだことが伝わってきます。佐藤玄々は数種類の救世観音を制作していますが、武者小路実篤はこれを評して、「昔の仏像が出来たての美しさはこんなだったのではないかと、ふと思わず力が入る」と語っています。
この《救世観音》は、昭和26年に制作された《大慈大悲救世観音菩薩・だいじだいひぐぜかんのんぼさつ》との関連がうかがえるもので、近い時期の制作であると考えられます。
元は木彫の作品であり、この作品は同型の作品から石膏に型取りされたものです。

説明:宮坂慎司氏(筑波大学助教)

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生涯学習課 文化係

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更新日:2019年08月29日