本丸

中村城本丸跡のイラスト
中村城本丸跡の写真

本丸御殿は、現在のふじ棚を囲むようにしてありました。諸所に礎石や庭園の配石の跡を見ることができます。三重の天守閣は、慶長16年(1611)に本丸の西南隅に建てられましたが、寛文10年(1670)落雷で焼失し、以後再建されることはありませんでした。本丸跡にある相馬神社は、明治13年に相馬氏の祖、相馬師常を祭神にして創建されたものです。

自然丘陵を利用した本丸には、中段より上には鉢巻石垣があります。慶長16年(1611)、会津藩浪人幸田彦左衛門の指図で構築されたといわれています。石材は、川石の自然石に割り石を混ぜ、小面を横に据える野面積(のづらづみ)です。上下の石が奥でかみ合うため隙間ができ、明暗が生じて自然にとけこんでいます。

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福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
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更新日:2020年01月07日