奥相志の原本

おうそうしのげんぽん

奥相志の原本の写真

奥相志は、1857年(安政4)に藩の事業として編さんされた総合的な歴史地理書です。編さんには、藩士齋藤完隆がたずさわり完成まで15年を要しました。

奥羽の歴史の概説、相馬領3郡の歴史の概略、さらに各郷・村ごとの詳細な地歴が記録されています。
宇多郷46巻、北郷32巻、中ノ郷42巻、小高郷33巻、北標葉郷26巻の計179巻に分かれています。
ただ、編さん半ばで明治を迎え、領内全部がそろわないまま急いで編さんを終えた形になっています。そのため、南標葉郷と山中郷が欠けています。

また、村ごとに添える予定であったらしい村絵図は、宇多郷のみとなっています。

指定の区別

市 有形文化財(書跡)

所有者/管理者

相馬市

所在地

相馬市歴史資料収蔵館

指定年月日

昭和60年5月7日

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課 文化係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-2278

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更新日:2019年12月23日