正西寺の山門

しょうさいじのさんもん

正西寺の山門の写真

正西寺は、浄土真宗門徒の菩提寺として建立されました。

江戸時代に起こった天明の飢饉(ききん)以降、藩は窮乏し、さまざまな藩の復興政策を実施した中で、越中、越後(富山県、新潟県)などからの移民を奨励しました。それにより浄土真宗門徒が増加し、菩提寺が必要になりました。
しかし、初めからお寺ができたわけではなく、当時は新しいお寺の建立が禁止されていたので会談通所と呼び、本願寺知事僧巡行の旅館と称していたようです。
その後、発教のとき移民に尽力し、大堀正西寺(現浪江町)の名を継ぎ1836年(天保7)に正西寺と改称されました。

明治維新を迎え、旧中村城の城門などの払い下げを受け、現在の正西寺の山門となっています。

指定の区別

市 有形文化財(建造物)

所有者/管理者

正西寺

所在地

相馬市中野字北反町145

指定年月日

昭和60年5月7日

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課 文化係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-2278

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更新日:2019年12月24日