紅頗黎色阿弥陀像
ぐはりいろあみだぞう
阿弥陀如来は、西方極楽浄土の仏で、日本では、浄土教の隆盛に伴い諸仏の中でも最も多くの信仰を集めました。
阿弥陀はサンスクリットのアミターユス(無量の寿命の意)とアミターバ(無量の光明の意)の音訳です。
歓喜寺の紅頗黎色阿弥陀像は、木彫に朱の彩色を施し、宝冠をいただいており、蓮台の上に五鈷杵(ごこしょ)を横たえ、その上に独鈷杵(どっこしょ)を立て、さらに蓮台を置いた上に安置されています。
奥相志によれば、歓喜寺住職第36世の遍明によって安置されたとあります。
遍明は、1794年(寛政6)に住職となり、7年後の1800年(寛政12)に退隠しています。この間、1796年(寛政8)から翌年にかけて堀の造り替え、古鐘の改鋳などに取り組んでおり、この像の造立安置も、このような事業の一環として行われたと考えられます。
指定の区別
市 有形文化財(彫刻)
所有者/管理者
相馬妙見歓喜寺
所在地
見学不可
指定年月日
昭和40年4月26日
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生涯学習課 文化係
〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎1階
電話番号:0244-37-2278
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更新日:2019年12月24日