相馬市復興計画(ver.4.1)

策定の方針

市は、東日本大震災を市民一丸となって乗り越え、新しい相馬市として復興するため、平成23年8月、復興の道しるべとなる「相馬市復興計画バージョン1.1」を策定しました。

その後も、復旧・復興などの状況の変化に対応して改定を行い、被災された方々の生活支援はもとより、高齢者の孤独死対策や将来を担う子どもたちの心のケア、産業の再生など、各世代の生活再建に向けた施策に取り組んできました。

令和3年3月29日、東日本大震災から10年が経過し、生活に密着したインフラ整備はおおむね終了したことから、残された課題である被災者支援や放射線対策、風評払しょくなどのソフト事業を中心とした「相馬市復興計画バージョン4.1」を策定しました。

基本理念

現在、仮住まいである応急仮設住宅や県借り上げ住宅に入居されていた方は、災害市営住宅や自力再建した住宅などの恒久住宅へ移転され、それぞれ独立した住居で新たな生活を営んでいます。

引き続き、被災者が自立した生活を営むことができるよう、「高齢者、子ども、青壮年層がそれぞれの人生のステージで、生活再建をどのように果たしていくか」を基本理念において、

  • 高齢者:被災高齢者が、新しい環境の中で安心して健やかに、共助の精神に基づき、共に助け合いながら営むことができる環境をつくる。
  • 子ども:放射能対策、検査を継続し、本市の子どもたちが安心して成長できるよう対応していく。PTSD対策などの精神的なケアを行うことで、子どもたちが将来を担う人材として健全に育つよう努力する。将来に向かってたくましく主体的に生きていくことの出来る人づくりを目指し、学力向上に努め、強く豊かな心を持った社会的競争力のある子どもたちを育てる 。
  • 青壮年:速やかな産業の復興と振興を図り、生活基盤を安定させ、再建に資する環境整備に取り組む。

こととし、各種事業を展開することによって、「地域コミュニティをしっかりと形成」し、「一人一人が安心して、安全で穏やかに暮らすことができる新たな地域社会を再構築」することを目標とします。

復興を果たした将来像

「相馬市民であることに誇りを持てる相馬市の創造」「力強い復興と安心して子育てができる新しい相馬市」を復興を果たした相馬市の将来像とします。

目標実現に向け、5つの主要テーマを掲げ、各復興施策を実施していきます。

平成29年2月に、市が将来的にも安定した発展を続けられるよう策定した新しい総合計画「相馬市マスタープラン2017」のまちの将来像「たくましく。地域、暮らしをともに創り、誇りをもてる相馬市へ~子どもたちに希望を 青壮年にいきがいを 高齢者に安心を~」へとつなげてゆくことで、人と地域が支え合いながら、安心して充実した市民生活を送ることができる、活力ある地域社会を築いていきます。

5つの主要テーマ

  1. 被災者支援
  2. 放射線対策と風評払しょく
  3. 産業・生業の再生
  4. 子育て・教育
  5. 震災を乗り越えた新しい相馬

相馬市復興計画(ver.4.1)

この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課 復興推進係

〒976-8601
福島県相馬市中村字北町63-3 市役所庁舎3階
電話番号:0244-37-2614
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更新日:2021年03月31日