【2023年7月29日】騎馬武者らが出陣 相馬野馬追開幕

出陣式で相馬言胤氏が訓示を述べる様子

7月29日、国の重要無形民俗文化財の相馬野馬追が開幕、市内では総大将出陣式と宇多郷行列が行われました。

出陣式は、中村城跡内の相馬中村神社境内で行われ、相馬家33代当主・相馬和胤氏の孫で総大将を務める言胤(としたね)氏が「この地を見舞った度重なる地震や疫病による災難を乗り越え、多くの騎馬がこの妙見の社に参陣できたこと、誠にうれしく思う。これよりの出陣に当たり、全騎馬は軍勢を整え、威風堂々進軍してほしい。そして、数々の武勲を上げ、無事帰還することを希望する」と訓示。

宇多郷お繰り出しで総大将が大手門から出陣する様子

全員で出陣の盃を上げ「相馬流れ山」を斉唱しました。

その後、総大将が騎馬武者を閲兵し、陣螺(じんがい=ほら貝)の音を合図に、中村城跡の大手門から行列が出発。

甲冑(かっちゅう)に身を包み、色とりどりの指旗を背にした騎馬武者は、沿道の観客から声援を受けながら威風堂々と市内を行進しました。

30日は南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で神旗争奪戦(しんきそうだつせん)が、31日は南相馬市小高区の小高神社で野馬懸(のまかけ)が行われます。相馬市内では30日、祭場地から帰路についた宇多郷勢が市内を凱旋する「お上がり」行列が行われます。

駅前通りを宇多郷騎馬らが行列する様子
宇多川橋を宇多郷騎馬らが行列する様子
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商工観光課 観光物産係

〒976-0042
福島県相馬市中村北町55-1
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更新日:2023年07月29日