新型コロナワクチン追加接種(3回目)の交互接種に関する専門家の意見

新型コロナワクチン追加接種(3回目)では、武田/モデルナ社製ワクチンも使用されます。

1回目、2回目と3回目で異なるワクチンを用いること(交互接種)について、相馬市新型コロナワクチン接種メディカルセンターの先生方にコメントをいただきましたので皆さんの選択の参考にしてください。

市新型コロナワクチン接種メディカルセンター センター長 渋谷健司先生より

これまで相馬市の新型コロナウイルスワクチン集団接種では2回ともファイザー社製のワクチンが使用されました。

このたびの3回目の追加接種は、ファイザー社製または武田/モデルナ社製のワクチンを選択することが可能です。

3回目の接種をどちらのワクチンにするかは市民の皆さんの希望によりますが、参考までに最新のデータを共有させていただきます。 

  • 1回目、2回目と3回目で異なるワクチンを用いること(交互接種)は多くの国で行われており、科学的にその安全性と効果が確立しています。
  • シンガポールでの最新の知見では、サンプル数は限られていますが、3回ともファイザー社製のワクチン接種の場合の感染予防効果は62%、1回目、2回目がファイザー社製で3回目にモデルナ社製のワクチンを使用した場合には72%の感染予防効果があり、交互接種の方の効果がやや高いことが示唆されています。
  • ファイザー社製ワクチンは1回目、2回目と同じ量のワクチンを打ちますが、モデルナ社製の場合は1回目、2回目の半分量となります。半分量でも高い効果を得ることが可能であること、3回目の副反応の頻度は2回目と同等かやや低いというデータが、モデルナ社から公表されています。

市新型コロナワクチン接種メディカルセンター 副センター長 坪倉正治先生より

ワクチンの効果は日が経つにつれて徐々に低下します。オミクロン株も流行の兆しを見せる現在、その対策のためにも、この冬に3回目のワクチンの追加接種が必要です。

3回目追加接種について、世界のこれまでの知見から、ワクチンの有効性にも副反応の安全性にも問題がないと考えられます。

例えば、3回目の追加接種のときの副反応は、2回目接種のときと同じくらいの強さであったことが各国で報告されています。また、3回目に、これまでと異なる種類のワクチンを打った場合でも、ワクチンは十分に効果を発揮しました。

つまり、これまでに1回目と2回目でファイザーを打った人が、3回目でモデルナのワクチンを打っても、効果に問題ないということです。

ワクチンは感染対策の要です。今後の感染対策のため、せひ接種を検討ください。

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター 予防係

〒976-0042 福島県相馬市中村字大手先44-3
電話番号:0244-35-4477

あなたの評価でページをより良くします!
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか

更新日:2021年12月24日